ワードプレスはサイトを運営していく上で、最も便利なブログシステムの一つです。プラグインをインストールすれば、専門的な知識がなくても作業を効率化させたり、サイトの表示速度を速めたり、ブログの運営をより快適にすることができます。
初めて無料のワードプレスでブログを作るなら、インストールしておくと便利だと思うプラグインの設定方法を紹介します。
このページの目次
ワードプレスをサーバーにインストールするときの注意点
ワードプレスでブログを作成するには、サーバーにワードプレスをインストールします。ほとんどのサーバーでは、自動インストールのサービスが提供されているので、問題なく設置できると思います。
ただ、アフィリエイト用のサイトやブログには、高速のサーバーをおすすめします。というのは、サイトのスピードが遅いとユーザーにとって使いにくいですから、どうしても離脱率が高くなるからです。
表示速度の違いでアクセス数やユーザー数はかなり違ってきますから、サイトのスピードは収益を伸ばすためのカギになると言っても過言ではありません。
なので、サーバーをレンタルするときには速度、機能、安定性といったところは重視してみて下さい。
料金と上の3つの点からおすすめできるのは、エックスサーバーです。数あるサーバーの中でも圧倒的に表示速度が速く、機能・安定性といった点で優れています。
利用料金がもっと安いサーバーもありますが、アフィリエイト用には、エックスサーバーがもっとも適しています。
ではさっそく、プラグインの設定方法を見ていきましょう。
プラグインをインストールするときの注意点
ワードプレスに用意されているいくつかのプラグインを有効化することで、サイトマップの作成や画像圧縮、スパム対策など、ブログを効率的に運用するための対策を実装することができます。
ただ、たくさんのプラグインをインストールすると、サイトの表示速度が遅くなったりすることがあります。また、プラグイン同士が衝突したりして、うまく機能しないという問題が生じたりします。
ですので、プラグインをインストールするときには、複数を一度にインストールするのではなく、まずは一つをインストールして有効化し、不具合などが発生していないか確認してから他のプラグインをインストールしてみて下さい。
それから、必要のないプラグインはインストールしないことをおすすめします。サイトのスピードが落ちるだけでなく、不具合の原因になるからです。
ワードプレスに馴れていない期間は、問題が起こることがあるかもしれません。サイトが壊れてしまうと修復するのは大変です。たとえば私の場合は、画面が真っ白になったことが何度もあります。
こういったことがあるとすごくびっくりするかと思います。なので、いつでも修復できる状態にしておくべきです。これなら不具合が生じても安心です。
そうしておくには、バックアップ用のプラグインをインストールして有効化します。これですぐに元の状態に戻すことが出来ます。
私は何度も失敗しています。なので、一番最初に有効化しておくことをおすすめするのは、BackWPupの設定です。
では、プラグインを設定していきましょう。ここでは、最低限の範囲で実装したほうが良いと思うプラグインを紹介しています。
「Akismet」
Akismetはワードプレスをサーバーにインストールした時点で、すでにインストールされているスパム対策用のプラグインです。ただし、インストールされていないこともあるかもしれません。
このプラグインは使ったほうが良いと思うので、管理画面の「プラグイン」から「新規追加」をクリックしてインストールしていきましょう。またAkismetは有料のサービスのように見えますが、無料でも使用できます。
まずはワードプレスの左側にあるメニューバーの「プラグイン」から「インストール済みプラグイン」をクリックします。インストールされていないときには「プラグイン」→「新規追加」の順でインストールして下さいね。
次に「有効化」をクリックしてAkismetを有効化して下さい。
「Akismetアカウントを有効化」をクリックします。
「APIキーを取得」をクリックします。
「GET AN AKISMET API KEY」をクリックします。
WordPressのAkismetへログインするためのアカウントを新規で作成します。(こちらは使用しているワードプレスのアカウントとは別に作ることができます。)
- 「E-mail Address」:受信できるメールアドレス
- 「Username」:WordPress.comへログインするためのユーザー名(少なくとも4文字の数字か文字)
- 「Password」:WordPress.comへログインするときのパスワード($%&などのシンボルも利用可能)
入力したら「Sign up」をクリックします。
登録したメールアドレスにメールが届きますので、その中の「Active Account」をクリックします。
「Sign in to Akismet」をクリックします。
Basicプランの「Add Basic Subscription」をクリックします。
赤枠で囲んだ金額を一番左に移動させます。
すると、$0/yearになります。こうすれば、クレジットカードの情報を入力する項目が消えて「Create Subscription」が表示されるのでクリックします。
赤枠の中にAkismet API Keyが表示されていますから、コピーします。
ワードプレス管理画面の「設定」から「Akismet」をクリックします。
コピーしておいたAPI Keyを赤枠で囲んだ部分に張り付けて、「このキーを使用」をクリックします。これでAkismetの設定は完了です。
Akismetをインストールしておくだけで、かなりのスパムを排除できるので、ぜひ導入していきましょう。
GOOGLE XML SITEMAPS
Google XML Sitemapsは、サイトを巡回するクローラーに自動でサイトマップを作成してページをインデックスしてもらうためのプラグインです。
Google XML Sitemapsのインストールは、Google Search Consoleを登録する時と一緒に設定したほうがわかりやすいです。
Google Search Consoleの登録と利用方法、GOOGLE XML SITEMAPSの設定方法についてはこちらの記事に書いているので、参考にしてみて下さい。
⇒アドセンスブログの作り方|Google Search Consoleの登録と利用方法
WORDPRESS POPULAR POSTS
WORDPRESS POPULAR POSTSは人気記事をサイドバーに表示するためのプラグインです。このプラグインを使用するには「Post-Plugin Library」というプラグインが必要になります。そこでまずは「Post-Plugin Library」をインストールします。
管理画面の左にあるメニューのプラグインから「新規追加」をクリックします。
画面右上にあるプラグインの検索に「Post-Plugin Library」と入力して、PCのEnterキーを押します。
「今すぐインストール」をクリックしてから「有効化」をクリックします。
次に「プラグインの検索」に戻ります。そして今度は「WORDPRESS POPULAR POSTS」と入力してPCのEnterキーを押します。
「今すぐインストール」をクリックして「有効化」をクリックします。
管理画面左側にあるメニューの「外観」から「ウィジェット」を選択してクリックします。
「WORDPRESS POPULAR POSTS」を「サイドバー1」へドラッグ&ドロップで持っていきます。
赤枠で囲った所を入力します。
- 「Title」:好きなタイトルを入力します。
- 「Show up to」:表示させたい記事の数を記入します。
- 「Time Range」:All-Timeを選びます。
- 「Sort posts by」:Total viewsを選びます。
- 「Thumbnail setting」:Display post thumbnailにチェックを入れます。
- 「Stats Tag settings」:Display viewsにチェックを入れます。
ここで「保存」をクリックすると「Thumbnail setting」で画像のサイズが入力できるようになるので、サイトに合わせてサイズを決めます。
サイズを入力したら、「保存」をクリックします。サイトを表示させて、サイドバーに「人気記事」が反映されているか確認します。ただ、記事の数が少ない場合は表示されません。ある程度記事数が増えると掲載されるようになります。
All IN ONE SEO PACK
無料のワードプレスを使用する場合におすすめです。SEO対策の設定で最も優れているプラグインです。ただ「~pack」となっているプラグインをいくつもインストールすると、サイトがとても重くなるので、他の「~pack」もインストールする場合は、注意が必要です。
管理画面の左側にある「プラグイン」から「新規追加」をクリックします。
「プラグインの検索」に「All IN ONE SEO PACK」と入力してから、キーボードのEnterキーを押します。
「今すぐインストール」をクリックしたあと、「有効化」をクリックします。
「Go to the admin page」と表示されることがありますが、ここはクリックしません。
有効化が正常に済むと管理画面の左に「All in One SEO」が追加されるので、ここをクリックします。
「ホームページ設定」の「ホームキーワード」にブログ上でキーワードにもちいる言葉を入力します。キーワードはカンマ(,)で区切って3つか4つくらいは入れておきましょう。
「Noindex設定」では、次のとおりチェックが入っていることを確認します。「Noindex」は検索エンジンにインデックスさせたくないページに使用します。コンテンツが乏しいページやお問い合わせホーム、サイトマップといったページは検索エンジンに評価されないので、「Noindex」にしたほうが良いです。
以下の6つにチェックを入れてから、最後に「設定を更新」をクリックします。
- 日付別アーカイブにnoindexを使用
- 投稿者アーカイブにnoindexを適用
- タグをnoindexにする
- 検索ページにnoindexを使用
- 404ページにnoindexを使用
- Use noindex for paginated pages/posts
これで「All IN ONE SEO PACK」の設定は完了です。
BackWPup
WordPressでサイトを運営している場合、バックアップは必ずしていきましょう。データが壊れたときにバックアップが無かったら、手の打ちようがありません。
バックアップのプラグインはいくつもありますが、最も優れているのは「BackWPup」です。有料レベルの機能が無料で使えるので、ぜひ使ってみて下さい。
バックアップのデータは2つに分けたほうが良いと思います。というのは、頻繁に更新されるデータとそうではないデータがあるからです。
一つ目は、サーバー上のデータでWordPressの「テーマ、プラグイン、画像ファイル」のデータになります。中でも画像ファイルのデータは大変重たいので、週に1度くらいの頻度でバックアップします。
二つ目は、データベースのバックアップで「記事、カテゴリ、コメント、管理画面の設定情報」などのデータです。
記事は更新する頻度が高いですし、サイトを運営していれば量も増えてきます。データがザックリと消えた場合、大きな損害になるので、こちらは毎日バックアップしていきましょう。
どちらもアクセス数が少ない時間帯に自動でバックアップするように設定します。ただ、サーバーへの負担を抑えるために、バックアップする時間帯は少しずらして設定したほうが良いと思います。
BackWPupを設定するときに「ジョブ」という言葉が出て来ます。「ジョブ」は「設定プラン」と解釈してください。ここでは、3つの設定プランを作ります。
- サーバー上のデータの自動バックアップ
- データベース上のデータの自動バックアップ
- 手動で全体をバックアップ
自動でバックアップされる「設定プラン」の他に、万が一のときに備えて手動のバックアップ設定も作成しておくと便利です。
次に「ジョブの名前」を決めます。ここは分かりやすい名前にしていきましょう。
たとえば、以下の名前にしてみます。
- サーバー上のデータの自動バックアップは「file backup」
- データベース上のデータの自動バックアップは「database backup」
- 手動で全体のバックアップは「manual all backup」
ではさっそく、サーバー上のデータの自動バックアップの設定プランから作っていきます。
サーバー上のデータを自動バックアップする方法
検索に「BackWPup」と記入して、キーボードのEnterキーを押します。
最初に「今すぐインストール」が表示されるので、クリックしてから「有効化」をクリックして有効にします。
管理画面左メニューにある「BackWPup」から「ジョブ」をクリックするか「新規ジョブを追加」をクリックします。
ジョブをクリックした場合、「新規追加」をクリックします。「ジョブ」をクリックしてから「新規追加」をクリックしてもいいですし、「新規ジョブを追加」をクリックしても同じ画面に移るので好きな方法を使って下さい。
「一般」の画面には、次のように入力します。
「ジョブ名」にある「このジョブの名前」は「File backup」にします。
「ジョブタスク」にある「このジョブは…」では、「ファイルのバックアップ」にチェックを入れます。
「データベースのバックアップ」と「インストール済みプラグイン一覧」は、データベースのバックアップの設定で使用します。
「WordPressのXMLエクスポート」は、データベースのバックアップを取るので必要ありません。
「データベーステーブルをチェック」は、データベースをチェックするプログラムを動かす機能ですが、チェックはいれません。
「バックアップファイルの作成」にある「アーカイブ名」はこのままです。
「アーカイブ形式」はWindowsの場合は「Zip」、Macの場合は「Tar GZip」を選択します。
「ジョブの送信先」にある「バックアップファイルの保存方法」は「フォルダーへバックアップ」にチェックをいれます。
「ログファイル」にある「ログの送信先メールアドレス」と「メールの送信元」はそのままにします。
- 「エラー」にある「ジョブの実行中にエラーが発生した場合にのみログをメールで送信」がチェックされていることを確認します。
「変更を保存」をクリックします。
次に「スケジュール」のタグをクリックします。
「ジョブスケジュール」にある「ジョブの開始方法」では、「WordPressのcron」を選択します。cron(クーロン)は、設定したスケジュール通りにバックアップを実行する機能のことです。
「実行時間をスケジュール」にある「スケジューラーの種類」は「基本」をクリックします。
「スケジューラー」は「毎週」「日曜日」「3」にします。
ブログにアナリティクスのコードを貼り付ければ、一番アクセスの少ない時間帯がわかるので、それを選択します。
プログやサイトを運営していく上で、アクセス分析は重要です。まだ、アナリティクスの設定が済んでいない方は、下の記事を参考にしてみて下さい。
⇒Googleアナリティクスの登録と設定方法(ワードプレス編)
「変更と保存」をクリックします。
次にファイルのタグをクリックします。ここは全てデフォルトのままにします。
次に「宛先:ホルダー」を設定します。
「バックアップを収納するフォルダー」には、分かりやすいようにこの設定プランの名前を入れておきます。
例:/public_html/wp-content/uploads/file-backup/
「ファイルを削除」は「12」にします。ここは保存する期間に合わせて設定していきます。
保存期間を3ヶ月にする場合は、1週間に1回プログラムが走る設定にしているので、(3×4=12)とします。デフォルトの設定では「15」なので、3ヶ月から4ヶ月くらいを目安にすればいいと思います。
最後に「変更を保存」をクリックしたら、サーバー上のデータのバックアップ設定は完了です。次に設定どおりにバックアップされているか確認していきましょう。管理画面の「BackWPup」から「ジョブ」をクリックします。
「今すぐ実行」をクリックします。
バックアップが始まります。しばらく時間がかかることがあります。「ジョブ完了」と表示されたらバックアップの完了です。
続いてバックアップしたデータをダウンロードしてみます。管理画面の「BackWPup」から「バックアップ」をクリックします。
「Folder: File backup」になっているかを確認して、「先を変更」をクリックします。
作成した「File」にカーソルをあてると「ダウンロード」が表示されるのでクリックします。
Zipファイルがダウンロードされたら、解凍します。その中に「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」があればバックアップの成功です。
さらにリスク回避をする場合は、サーバー上にバックアップを置くのではなく、定期的に手動でダウンロードして、ローカルデスクに保存します。
こうしておけば、サーバーに問題が起こったときでも、データーの消失を防ぐことができます。では、データベース上のデータの自動バックアップを設定していきましょう。
データベース上のデータを自動バックアップする方法
データベース上のデータをバックアップする場合は、この2つの内容を設定項目にいれます。
- 記事の更新の頻度に合わせるか、毎日、過去1ヶ月分のバックアップをする。
- プログへのアクセス数が一番少ない時間帯を設定する。
毎日バックアップを行うのは、コンテンツをいくつものリスクから守るためです。頻繁にバックアップをしていれば、大きな損失は回避できます。
ではさっそく、データベース上のデータを自動でバックアップする設定をしていきます。管理画面の左にある「BackWPup」から「新規ジョブを追加」をクリックします。
「一般」の設定は次の通りです。
このジョブの名前:「Database backup」
このジョブは…:「データベースのバックアップ」と「インストール済みのプラグイン一覧」を選択
アーカイブ名:このまま
アーカイブ形式:Windowsは「Zip」、Macは「Tar GZip」を選択
バックアップファイルの保存方法:「フォルダーへバックアップ」を選択
ログの送信先メールアドレス:このまま
メールの送信元:このまま
エラー:「ジョブの実行中にエラーが発生した場合にのみログをメールで送信」にチェック
最後に「変更を保存」をクリックして、スケジュールのタブに移ります。
- ジョブの開始方法:「WordPressのcron」を選択
- スケジューラーの種類:「基本」を選択
- スケジューラー:「毎日」を選択して、アクセスの一番少ない時間帯を記入
サーバー上のデータの自動バックアップを3時に設定したので、ここは時間をずらして「5」にします。アクセス数の少ない時間帯を選んで下さい。
最後に「変更を保存」をクリックします。
「DBバックアップ」のタグに移ります。
バックアップするテーブル:全部にチェックが入っていることを確認する。
バックアップファイル名:このまま
- バックアップファイルの圧縮:「GZip」を選択
最後に「変更を保存」をクリックします。
「プラグイン」のタグに移ります。
プラグイン一覧のファイル名:デフォルトのまま
ファイルの圧縮:「なし」を選択
最後に「変更を保存」をクリックします。
「宛先:フォルダー」のタグに移ります。
ファイル名が「Database backup」なので、「uploads/」に続けて「database-backup/」とします。
「ファイルの削除」:1ヶ月分にした場合は「30」にします。
最後に「変更を保存」をクリックすれば、データベース上のデータの自動バックアップは完了です。
サーバー上のデータのバックアップと同様に、こちらのバックアップも定期的にダウンロードしておくことをおすすめします。
ダウンロードの方法はサーバー上のデータのダウンロードと同じ方法になります。
手動で全体をバックアップする方法
手動のバックアップはサーバーを移管するときに役立ちます。ではさっそく、設定していきましょう。まずは、画面左の「BackWPup」から「新規ジョブを追加」をクリックして「一般」のタグから設定します。
「一般」の設定は次の通りです。
スケジュールのタグの設定をします。
ジョブの開始方法は「手動」を選択します。
DBバックアップの設定をします。
ファイルの設定はこのままです。
プラグインの設定はこのままです。
宛先:フォルダーの設定をします。
ここで気を付けたいのは、バックアップを格納するフォルダーの名前です。
デフォルトのままで手動バックアップを1回だけとった場合、最新のバックアップのデータ一つを残して、過去に自動でバックアップしたデータが全部削除されてしまいます。
フォルダー名は「過去のファイルの名前と重複しない」ように気を付けて下さい。
最後に「変更を保存」をクリックします。
これで手動のバックアップ設定は完了です。
手動でバックアップしたデータをダウンロードしてみます。管理画面左の「BackWPup」から「ジョブ」をクリックします。
ダウンロードするファイルにカーソルをあてると「今すぐ実行」が表示されるのでクリックします。
しばらく時間がかかることがあります。
このように表示されたら、バックアップが実行されました。では、バックアップされたデータをダウンロードします。
管理画面の左の「BackWPup」から「バックアップ」をクリックします。
ここでは、実行されたバックアップの全部を閲覧できます。
ダウンロードしたいファイルにカーソルをあてると、ダウンロードが表示されるのでクリックします。
ダウンロードが完了するまで、作業しているブラウザは閉じずにそのままにします。ダウンロードが完了したら、ファイルのサイズを確認します。
そのファイルのサイズが管理画面に表示されているサイズと同じになっていれば、バックアップのダウンロードは成功です。
バックアップの設定は、後回しにしてしまいがちですが、データがなくなってからでは遅いので、ぜひ設定しておくことをおすすめします。
EWWW Image Optimizer
サイトの速度を決める要因の一つになっているのは、画像ファイルの大きさです。サイズが大きい画像を多く含むサイトは、ダウンロードに時間がかかり、表示速度が遅くなります。
そこで、サイトやブログに使用する画像は自動で圧縮していきましょう。
EWWW Image Optimizerは自動で画質を劣化させずに画像ファイルを圧縮してくれるプラグインです。EWWW Image Optimizerには有料版もありますが、無料でも十分活用できるので実装することをおすすめします。
ではさっそく設定していきます。まずは、管理画面の左の「プラグイン」から「新規追加」をクリックします。
キーワードに「Ewww Image Optimizer」と入力して、Enterキーを押すと、このプラグインが表示されるので「今すぐインストール」をクリックしてから「有効化」をクリックしてプラグインを「有効」にします。
管理画面の「設定」から「EWWW Image Optimizer」をクリックします。
「基本設定」から設定していきます。
- cloud optimizationのAPIキー:空白
- デバック:このまま
- メタデータを削除:チェックマークをいれる
- JPG最適化レベル:ロスレス圧縮
- PNG最適化レベル:ロスレス圧縮
- GIF最適化レベル:ロスレス圧縮
- PDF最適化レベル:無圧縮
「変更を保存」をクリックします。
続いて「高度な設定」のタグをクリックします。
- JPG画質レベル:82に設定していますが、空白で問題ありません。
- 並列最適化:チェックを入れます。
「変更を保存」をクリックします。
「リサイズ設定」はこのままです。
「変換設定」のタグをクリックします。
ここでは「コンバージョンリンクを非表示」にチェックをいれます。
EWWW Image Optimizerではデフォルトで「jpg」を「png」に変換したり、逆に「png」を「jpg」に変換したりすることが出来ます。
ここが有効になっていると拡張子のことなる画像が勝手に複製されたり、予期せぬ拡張子の変換で画像の品質が低下したりすることがあります。
「変更を保存」をクリックします。
「WebP設定」のタグはこのままです。
これで「EWWW Image Optimizer」の設定は完了です。
次に画像を一括で最適化させます。
管理画面の「メディア」から「一括最適化」をクリックします。
「最適化されていない画像をスキャンする」をクリックします。
「最適化を開始」をクリックします。
最適化には、時間がかかることもあります。
一括最適化が完了すると、ステータスに「完了」が表示されます。
では、画像の圧縮状況を確認していきましょう。管理画面の「メディア」から「ライブラリ」をクリックします。
通常、このような表示になるので、赤枠で囲んだところをクリックして、表示を変更します。
圧縮されたサイズが表示されるので確認してみて下さい。画像を圧縮しないとブログはかなり重たくなります。画像の圧縮でスピードが違ってきますから、是非導入していきましょう。
また画像ファイルにはpngやjpgなど、拡張子のことなるファイルがあります。おすすめの拡張子があるので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
さいごに
プラグインは一度にたくさんインストールしてしまうと不具合が生じることがあります。ですので、一つひとつ有効化して正常に機能しているかどうか確認しながら設定したほうが良いと思います。
それから、プラグインが多すぎるとサイトが重くなるので、必要なものだけをインストールしていきましょう。