Googleが無料で提供しているサービスの一つAdWordsには、キーワードプランナーという機能がついています。これは、特定のキーワードについての検索ボリュームを確認したり、広告単価や関連キーワードといったデータを取得したりする機能です。
特定の言葉に対してどのくらいの検索数があるのか、調べることができるので便利だと思います。ただ、競合が多いキーワードの場合、複合キーワードの方が有利になることもあります。
この記事では、複合キーワードの簡単な作り方と検索ボリュームの確認方法について紹介します。
このページの目次
複合キーワードを作る前に、キーワードプランナーを使って、検索ボリュームを確認する方法を説明しますね。
キーワードプランナーのメリットとデメリット
キーワードプランナーを使うメリットは、信頼性の高いキーワード候補やトラフィックの予測データを取得できることです。ただ、無料で使用できる機能には制限があるので、すべての機能を利用するには広告を掲載しなくてはなりません。
確かに、広告を掲載しない場合は確認できる範囲が限られてきますが、ある程度の傾向を把握することができますから参考にしてみて下さい。
キーワードプランナーの使い方
まずはgoogleアカウントを使用して、Google AdWordsの管理画面にログインします。
画面上の運用ツールをクリックしてから、「キーワードプランナー」をクリックします。
「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックします。
キーワードを一行に一つずつか、カンマで区切って入力します。このとき、「#$%&」などのシンボルは使用することができません。また、5~20くらいのキーワードを一度に入力した方が、検索ボリュームを簡単に比較できるので効率的です。
「オプション1:キーワードを入力」にキーワードを入力してから「検索ボリュームを取得」をクリックします。
すると、キーワード別に「平均検索ボリューム」「競合性」「推奨入札単価」のデータを取得することができます。
広告を掲載した場合は、これに合わせて月別の検索推移が表示されるので、そのキーワードがどういった傾向にあるのか時系列で分かります。
検索ボリュームの目安
検索ボリュームが大きくなるほど、アクセスが増える可能性は高いと言えます。検索数の目安は、平均して月に5万件くらいあると理想的だと思います。このくらいの検索ボリュームになると、そのキーワードを使って記事を書いたときに読んでもらえる確率が高いです。
検索ボリュームがほとんどないキーワードを使用した場合、そのキーワードに興味がある人の数は少ないということになるので、記事が表示される確率も低くなります。
競合性とは
競合性は広告主の数を表しています。競合性が高い場合はそのキーワードで広告を表示している広告主が多いことになり、低ければそのキーワードを使って広告を表示している広告主は少ないということが分かります。
キーワードによっては、検索されたときの1ページ目がほとんど広告というキーワードもあります。こうなると、1ページ目に表示される可能性は低いですから、競合性の高いワードの単一使用はおすすめしません。
検索ボリュームが多く、競合性の高いキーワードを使うときは、複合キーワードにした方が上位表示されやすいです。
推奨クリック単価からわかること
推奨クリック単価は実際のクリック単価とは異なりますが、広告単価の目安になります。たとえば、アドセンスで収入を得ている場合、この単価が高くなるほど収益が増える確率も高くなると推測できます。
もし、アドセンスを活用しているなら、広告単価が高いキーワードを狙ってコンテンツを作成するというのも一つの戦略です。
複合キーワードを自動で生成する無料ツール
複合キーワードを作るのは簡単です。複合キーワード検索ツールを使えばすぐに調べることが出来ます。下の記事で検索キーワード取得ツールをまとめて紹介しているので参考にしてみて下さい。
⇒キーワードプランナーの代替ツールと検索キーワード取得ツールの紹介
以前はgoogleサジェストを使った複合キーワードの取得をおすすめしていたのですが、このサイトのURLはSSL化されていません。なのでこのサイトのリンクは紹介を終了しています。
このサイトはSSL化されていなかったのですが、SSL化されたので再度ご紹介しています。
⇒https://www.related-keywords.com/
googleサジェストを使用する場合は検索エンジンに「googleサジェスト」と入力してみて下さい。では使い方を説明します。まずはgoogleサジェストを開きます。
まずは「検索キーワード」にキーワードを一つだけ入力して「取得開始」をクリックします。
たとえば「アドセンス」と入力して検索すると、複合キーワードがこのように出て来ます。
Googleサジェストに表示されるキーワードは、検索エンジンの関連キーワードになります。googleだけではなく、yahoo知恵袋、教えて!Gooの情報も一緒に調べることができるので便利です。
アドセンスはビッグキーワードですから、単独で上位表示を狙うのは困難です。しかし、googleサジェストに表示される関連キーワードを使えば、よりターゲットを絞り込むことができます。
ただ、複合キーワードにした場合でも、すでにそのキーワードを使ったコンテンツがたくさんあるときは、上位表示されにくいです。ですので、検索した場合、そのキーワードを使用しているサイトが1ページ目にいくつあるのか確認してみて下さい。
これは面倒な作業のようですが、しておくと検索順位を上げることにつながるはずです。また簡単にすることができるので、さっそく、その方法を説明しますね。
複合キーワードで競合を確認する方法
たとえば「アドセンス」で検索すると、このようなキーワードが表示されます。
- アドセンス
- アドセンスとは
- アドセンス 審査
- アドセンスクリック
- アドセンス ログイン
- アドセンス ブログ
- アドセンス 意味
- アドセンス 収益
- アドセンス狩り
- アドセンス クリック率
この内、複合キーワードになっていない言葉は削除します。すると残るキーワードは、
- アドセンス 審査
- アドセンスクリック
- アドセンス ログイン
- アドセンス ブログ
- アドセンス 意味
- アドセンス 収益
- アドセンス狩り
- アドセンス クリック率
となります。
まずは「アドセンス審査」から調べてみます。googleの検索エンジンに「アドセンス審査」と入力したら、Windowsの場合は「Ctrl」と「F」をMacの場合は「Command」と「F」を同時に押して検索を開きます。
そこに「アドセンス審査」をコピペして、Enterキーを押すとその部分がハイライトされます。
1ページのタイトルに「アドセンス審査」が含まれた記事は6つありました。これと同じ方法で残りのキーワードも調べたところ、
- アドセンス 審査(6記事)
- アドセンスクリック(9記事)
- アドセンス ログイン(0記事)
- アドセンス ブログ(2記事)
- アドセンス 意味(0記事)
- アドセンス 収益(0記事)
- アドセンス狩り(9記事)
- アドセンス クリック率(9記事)
という結果になりました。これは時系列で変化していくので、いつもこの記事数ということではありません。ただ、この場合は、記事数の少ないキーワードを選びます。たとえば……
- アドセンス ログイン(0記事)
- アドセンス ブログ(2記事)
- アドセンス 意味(0記事)
- アドセンス 収益(0記事)
この4つをコンテンツにすれば、上位表示される確率が高いと思います。たとえば、タイトルを「アドセンスの意味とは!ログインする方法と収益を得るブログの作り方」にして、サブタイトルは、
- アドセンスの意味
- アドセンスへログインする方法
- アドセンスで収益を得るブログの作り方
にします。
これならユーザーの検索キーワードとマッチしていますし、タイトル通りのコンテンツになると思います。
またGoogleと同じようにYahooでも確認してみて下さい。検索ボリュームが多く競合が少ないほど、上位表示される可能性は高くなるので、この作業はおすすめします。
思わぬところで発掘されていない検索キーワードが見つかることもあります。記事を書く前にはこの方法でタイトルとコンテンツを選定してみて下さい。
さいごに
記事を作成したら、読み直しも重要です。私もよくしてしまうのですが、誤字脱字が多いと記事は読みにくくなります。とはいったものの間違いを見つけるのは、けっこう大変です。
これを解決するための便利なツールがあるので紹介します。読みにくい文章も指摘してくれますし、謙譲語・尊敬語の誤りも瞬時に分かります。
また、無料のブログを使っている方には、ワードプレスがおすすめです。資産構築型のブログには、独自のプラットフォームの方が、断然有利かと思います。無料ブログの場合、条件等の変更によって突然取り消されたとしても文句が言えないですよね。
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