アドセンス収入を伸ばす上でもっとも重要なことは、アクセス数を集めることです。アクセス数がほとんどないというときには、まずはキーワードの選択とタイトルの見直しをおすすめします。
ただ、アクセスがあるのに、アドセンスのクリック率が芳しくないというときは、広告の色、サイズ、配置のしかた、表示方法を確認していきましょう。この記事では、ある程度のアクセスがある場合でクリック率が悪いというときの対処法について紹介しています。
このページの目次
クリック率を上げるために必要不可欠なこと
アドセンスのクリック率を上げる色・広告サイズ・配置のしかた・表示方法について説明する前に、アクセス数について書いています。
クリック率を高めるために必要になってくるのは、アクセス数とトラフィックを増やすことです。アクセス数を増加させて滞在時間を伸ばしていくことがクリック数を高める絶対的な条件になります。
サイトへの流入が乏しい場合は、キーワードの選択とタイトルの付け方の両方、若しくは一方に問題があることが多いです。タイトルにキーワードが含まれていないことや選択したキーワードの強豪サイトが多かったりすると、上位表示されるのが難しくなります。
アクセス数を増やすには、タイトルに含めるキーワードをロングテールキーワードなどに変更してみて下さい。
こういった対策で、強豪との衝突を避けて、ブログが上位表示されるように調整できます。アクセスが多いにも関わらず、ユーザー数が増えてこないということであれば、直帰率と滞在時間、離脱率の確認をしてみて下さい。
直帰率は記事を読んでくれたユーザーがそのまま他のサイトに移動したか、または、ブラウザを閉じた確率を表しているので、直帰率が高いということであれば、コンテンツの改善が必要になってきます。
ユーザーがブログに滞在している時間が長く、サイト内の記事をいくつも読んでくれているなら、それだけアドセンス広告が目に入っていることになるので、アドセンスがクリックされる確率も高くなります。
なので、アクセスが少なすぎるということなら、まずは検索キーワードとタイトルを見直すことが重要ですし、直帰率が高く滞在時間も短いということなら、コンテンツの改善をしていきましょう。
他にもアクセスを増やすために「すること」と「してはいけないこと」があります。これは、頭に入れておくと役に立つと思いますので参考にしてみて下さい。
⇒グーグルアドセンスに適したブログとは|アクセス数を増やす方法と稼げないときに確認すること
アドセンスのクリック率を上げる色
ではさっそく、クリック率を上げる色から説明します。googleが奨励しているのは3つのカラーです。ブログの背景色が白っぽい場合、アドセンスのデフォルトで用意されているカラ-をおすすめします。これが相性的に一番良いと思います。
もし、下のようなブログを運営しているなら、テキスト広告の色とコンテンツのカラーを同じ色にしてみて下さい。そうすることで広告がコンテンツの一部のように見えますから、ユーザーが読み進めてくれる確率が高くなります。
次におすすめなのが、すでにサイトの中で使用しているカラーと同じカラ-の広告を表示させることです。広告とコンテンツがマッチした感じになるので、ユーザーの目に自然に入りやすくなります。
サイトの背景色が暗い色の場合は、あえて反対色の広告を使用すると効果的です。広告に明るい色を使うことで、広告を引き立たせる効果があります。
アドセンスのクリック率を上げる広告サイズ
国によってクリック率が高くなる広告サイズは少し異なっています。なので、確実にこのサイズが良いということではありません。ただ、googleサポートチームが推奨している広告のサイズがあるので紹介します。
広告サイズ300×250
広告サイズ336×280
広告サイズ728×90
広告サイズ300×600
広告サイズ320×100
ユーザーにとって見やすいサイズはクリック率が高くなります。ただ、記事の上部に広告を掲載してもあまり効果は期待できません。というのは、クリック率の高い場所ではないからです。
Googleはアドセンス広告の表示場所に記事の上部を奨励していましたが、近年はそういった奨励をしていません。収集しているデータからどのようなサイズ、広告の位置、色がクリックされやすいのかデータを分析して発表しているので信頼性は高いと思います。
ただ、どのブログでも同じ結果になるという保証はないので、自分のサイトで検証することが大切になってきます。
アドセンスのクリック率を上げる配置の仕方
クリック率が高い位置は記事中と記事下です。ただ、コンテンツの中に画像を多く用いる場合は、広告と使用している画像があまり近くならないように配置することをおすすめします。
ディスプレイ広告が表示されていて、その近くに画像が表示されていると、記事の一部と認識されてしまう可能性があるので、そのままスルーされる確率が高くなるからです。
記事下の広告は記事中の広告と同様、クリック率の高い配置場所です。最後まで記事を読み進めてもらうことで、ユーザーによりマッチした広告を見てもらう機会を増やすことができます。なので、記事下の広告はクリックされる確率が高いです。
アドセンスのクリック率を上げる表示方法
アドセンスの広告は「どのように表示させるのか」ということと「どこに設置するのか」によって収益が大きく変わってきます。ですので、どういった表示方法を選んで、どこに設置するのがよいのか説明します。
アドセンスのテキスト広告とディスプレイ広告
アドセンスには「テキスト広告」と「ディスプレイ広告」が用意されています。テキスト広告は文字のとおり、活字だけで構成された広告です。また、ディスプレイ広告は画像で表示された広告になります。
アドセンスでは「テキスト広告」だけを選択することも「ディスプレイ広告」だけを選択することも「テキスト広告」と「ディスプレイ広告」の両方を選択することもできます。
見た目という視点では、テキスト広告よりもディスプレイ広告のほうが目立ちますから、こちらを選択したほうが良さそうです。しかし、「テキスト広告」と「ディスプレイ広告」の両方を選んでいきましょう。
というのは、テキスト広告のみで出稿している広告主もいるので「ディスプレイ広告」だけを選択してしまうと記事にマッチしたテキスト広告があった場合でも、それを表示するチャンスを自ら放棄することになってしまうからです。
これと同じように「テキスト広告」のみを選択している場合、「ディスプレイ広告」は表示されません。アドセンス広告はユーザーの趣味趣向に合った広告が自動的に選択されて表示される仕組みになっています。
なので、どちらの広告スタイルも表示させるように設定したほうが、最適化された広告をより多く表示させることになります。
クリック率の低い広告は除外する
広告を掲載していても、全くクリックされない場合は、その広告を取り外して、コンテンツに置き換えることをおすすめします。基本的には、2000文字から3000文字くらいの記事であれば「テキスト広告とディスプレイ広告」を3つも設置すれば、それで十分です。
広告数が多くなりすぎてしまうと、読むことに集中できなくなるので、ユーザビリティが損なわれてしまいます。ですので、広告が多いときは、クリックされない広告を取り外して、記事をすっきりさせていきましょう。
また、コンテンツを向上させてしっかり読んでもらうことでユーザーの目に広告が入る機会を増やしてみて下さい。
アクセス数が増えてきたら、どういった媒体からユーザーがアクセスしているのか、把握しておくことも重要です。サイドバーに広告を表示させている場合、パソコンからのアクセスであれば、その広告がユーザーの目に入る確率は高くなります。しかし、スマホからのアクセスであれば、その確率は低くなります。
あなたのブログのユーザーがどういった媒体からアクセスしている傾向が強いのかといったことも確認しておくと、広告を設置する場所も変わってくるはずです。
まずは広告をいろいろな場所に設置してみて、クリック率を検証していきましょう。広告別にクリック率を検証するには、アドセンスのパフォーマンスレポートが便利です。
パフォーマンスレポートの作成方法と使い方はこちらの記事に書いているので参考にしてみて下さい。
⇒googleアドセンスの収入を増やす方法|パフォーマンスレポートを活用しよう!