Google Adwordsに付いている機能のひとつキーワードプランナーは、月間検索ボリュームを無料で調べることができる便利なツールです。しかし現在では、広告を設置しなければこのサービスを使うことが出来ません。
ただ、広告料金を100円くらい支払うだけで以前のように利用できます。ですが、クレジットカードの情報を登録していると自動的に広告表示がされてしまい掲載料金が発生するので注意が必要です。
今回はキーワードプランナーの代わりに利用できる無料のツール「KWFinder」と検索キーワードを取得するためのツールを紹介したいと思います。あなたのコンテンツを上位表示させるために利用して頂ければ幸いです。
このページの目次
キーワードプランナーの代替品ともいえるKWFinderとは
KWFinderというキーワード検索ツールなら「関連キーワード」はもちろん、「月間検索ボリューム・推奨入札単価・競合性」といったデータを無料で入手できます。それから、ランキング上位の競合サイトも一覧になっています。
こんなありがたいツールはありませんから、さっそく使ってみてください。サイトのトップに「Find long tail keywords with low SEO difficulty」とあるようにSEOの難易度が低い(競合が少ない)複合キーワードを見つけることができるかと思います。
ただ無料のオプションでは、検索回数と関連キーワードの表示個数に制限が設けられているので、そこは少し不便です。
KWFinderで関連キーワードを調べる
まずは「Enter the keyword」に検索したいキーワードを入力して「Anywhere」を「Japan」に設定し「Any Language」は「Japanese」を選択してから「Find keywords」をクリックします。
こちらは「株式投資」というキーワードで検索したときの結果です。次のように3つのエリアで表示されるので、とても見やすいです。ただ、無料のオプションになると、表示される関連キーワードの数が、ひとつの検索に付き50個だけですので、やや少ないかもしれません。
ですが月間検索ボリュームもしっかり調べることが出来ます。上の画面では、右側が途中で切れてしまったため、こちらで確認して下さい。
KWFinderの使い方
では、それぞれのエリアについて書いていきたいと思います。まずは画面左側から
各項目の内容は以下のとおりです。
- Suggestion:関連キーワード
- Trend:トレンドボリューム
- Search:検索ボリューム
- CPC:1クリックあたりの平均単価
- PPC:競合性
- KD:SEOの難易度
ただ、明らかに難易度が高いと思われるキーワードでも「低い」となっていたり、もっとボリュームがあるのでは?と思うキーワードでも、それ程ではないという結果になることも……
もしかすると日本語の場合は、データが不足しているのかもしれません。正確に算出されていないことがあるかと思います。
では画面右下の項目内容を紹介します。
- Google SERP:競合サイトのURL
- DA:検索エンジンがこのサイトをどの程度良く評価しているかを表す指標の1つ。
- PA:検索エンジンがこのページをどの程度良く評価しているかを表す指標の1つ。
- MR:モズランクといい、URLの人気の指標(高い方が良い)
- MT:ページの信頼性の指標
- Links:外部リンクの数
- FB:Facebookのいいね!の数
- LPS:全体的な評価
- Est.isits:このページの月間ユーザー数
また、条件を指定して調べるには「Result Filter」をクリックします。
まずはボタンを緑色に変えて下さい。ここでそれぞれの項目の最低と最高値を特定したり、除外したいキーワードや含めたいキーワードを追加することが出来ます。
試しに月間検索ボリュームの最高値を50000、かつ、PPCの最高値を35にして「Set filter」をクリックします。
すると、以下のようなデータを取得することが出来ます。
条件の指定はいろいろあると思うので、いくつか試してみると良いと思います。また関連キーワードに関係するキーワードを調べるときには「↳」をクリックします。
すると指定したキーワードの関連キーワードが表示されます。
キーワードを全部選択するか、欲しいキーワードを選択して「Creat list and Add keywords」をクリックすると以下のダイアログボックスが開きます。
名前を付けて「Create list」をクリックすると「list」に追加されるので、クリックして下さい。
するとlistに追加したデータが入っています。「Open」をクリックすれば、いつでも同じデータの推移を調べることが出来ます。
また、欲しいデータにチェックマークを入れてから「Export」をクリックして下さい。
するとファイル形式を選択する画面が出てきます。「Export(.csv)」を選んで「Export」をクリックするとダウンロードできます。
ほかにも「Import」をクリックすれば、1回につき200個のキーワードをKWFinderの機能に取り入れることができます。こちらは.csvや.txtファイルでアップロードが可能です。
KWFinderのプラン
KWFinderは無料から使うことができますが、24時間の間に検索できる回数は5回まで、関連キーワードが表示されるのは一検索について50個だけなので、しっかり検索したい方には物足りないと思います。
機能が気に入ったという方は、他のプランを参考にされてみて下さい。料金表は以下のとおりです。
ベーシックプランなら、月々2700円くらいで利用できます。こちらのプランですと24時間で100回の検索ができ、関連キーワードが表示されるのは、1検索に付き200個になります。
ちなみにプレミアムプランですと、月々約3600円で24時間内に検索できる回数は500回、表示されるキーワードも700個になります。
無料プランを使用してみて、作業が効率的になるようでしたら、それほど高い値段ではないと思います。見やすさ使いやすさという点においては抜群の機能です。
KWFinderへデータを大量にインポートするには、検索キーワード取得ツールがあると、もっと便利ですよね。そこで、検索ボリュームといった詳しいデータを調べることはできないものの、関連キーワードを一括で取得できるツールを紹介したいと思います。
その他の検索キーワード取得ツールの紹介
KWFinderと合わせて利用すると便利だと思われるキーワード取得ツールはいくつかあります。それぞれ優れている点が異なってくるので、使いやすいものを使ってみて下さい。
kouho.jp
kouho.jpでは、下のサジェストから関連キーワードを取得することが出来ます。
- Googleサジェスト
- Amazonサジェスト
- 楽天サジェスト
- Bingサジェスト
- はてな連想語
- Yahoo知恵袋
- Twitter共起語
あいうえお順に複合キーワードを確認することができるのはユニークです。
goodkeyword
goodkeywordでは、次の項目に分けて複合キーワードを調べることが出来ます。
- Google/Bingサジェスト
- Googleサジェスト
- マルチサジェスト
- 楽天サジェスト
- google Play サジェスト
検索ボリュームや広告単価といったデータを入手することは出来ませんが、Googleトレンドの大まかな検索ボリュームの変化を知ることが出来ます。
keywordtool.io
keywordtool.ioでは、以下で表示される関連キーワードを取得することが出来ます。
- Youtube
- Bing
- Amazon
- ebay
- App store
pro plusにグレードアップすると検索ボリューム、トレンドボリューム、平均広告単価、競合性といったデータを取得できますが、料金はやや高めです。
この記事を調べながら書いていたら、KWFinderとほぼ同じくらい優れた機能を備えたubersuggestという検索ツールを見つけました。
ubersuggestは、キーワードの検索ボリューム、クリック単価、競合性といったデータを無料で、しかも無制限に調べることが出来るサービスです。KWFinderも良いサービスですが、こちらのほうが断然おすすめです。使い方を紹介しているので、参考にしてみて下さい。