サイトのスピードを簡単に測定するツールと言えば、PageSpeed Insightsです。使い方はとてもシンプルで、サイトのスピードスコアが分かるだけでなく、改善点を調べることもできます。
PageSpeed Insightsでサイトを測定すると最適化についての提案がでてきます。そこに「ブラウザのキャッシュを活用して下さい」と表示されたことはないでしょうか。
これはおおむね解決することができます。今回はPageSpeed Insightsで外部のリソースを削除する方法を紹介したいと思います。
PageSpeed Insightsでサイトの速度を確認する
まずは、普通にこのブログの速度を測定してみます。
スピードが出て来ました。モバイルのスコアは75です。
パソコンのスコアは88です。
モバイルの方の最適化についての提案を見てみると、改善しなければならない点がいくつかあります。
その中で、「ブラウザのキャッシュを活用する」をクリックすると、こういった内容が表示されます。こちらはモバイル
こちらはパソコンです。
PageSpeed Insightsでは、サイトのコンテンツにJavaScript、CSS、イメージなどのリソースファイルが入っていると、そのパフォーマンスも算出されます。
ただ、こういった外部リソースのファイルは変更することが出来ません。なので、サイト改善の提案には表示されなくても良いのではないかと思います。
また、改善しようのない対策が表示されると、改善できるパフォーマンスが分かりにくくなります。といったことから、自分のブログのパフォーマンスだけを知ることができるならば、そういった方法をとったほうが賢明です。
PageSpeed Insightsでは、設定をすこし変えただけで、外部サイトのリソースを排除して、パフォーマンスを測定できます。ではさっそく、その方法を説明します。
PageSpeed Insightsにパラメーターを付けて外部のリソースを排除する
通常、PageSpeed Insightsにアクセスすると、https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=jaのURLが開きます。
外部のリソースを排除するには、https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=jaの代わりに、https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?filter_third_party_resources=trueのリンクからブログのスピードを測定します。
「?hl=ja」の代わりに「?filter_third_party_resources=true」を付けたpagespeed InsightsのURLにアクセスすることによって、外部リンクのリソースを削除することが出来ます。
外部のリソースを排除するPagespeed Insights
ブログ速度の再確認
ではさっそく、確認してみたいと思います。通常の方法はすでに測定したので、外部のリソースを排除するpagespeed Insightsから当ブログを測定してみます。
モバイルの方では、先ほどが75だったので、ほんの少し良くなったようです。
ただ、まだ「ブラウザのキャッシュを活用する」が表示されています。そこで、詳細を見てみます。
外部リンクのリソースファイルが一つ残っています。しかし、他の外部リンクのファイルは削除されています。完全な対応にはならないですが、ある程度の効果はあるようです。
パソコンの方の測定も確認してみると。
こちらは88から95へとかなり改善が見られました。しかし、ここにも「ブラウザのキャッシュを活用する」が表示されているので詳細を見てみます。
こちらもtwitterのリソースファイルを残して、他の外部リンクのリソースファイルは削除されています。
まとめ
外部リンクのリソースファイルを削除するパラメーターを付けることによって、おおよその外部リソースを排除することができます。
より効率的にサイトの改善点を見つけるには、外部リンクファイル除外リンクからサイトのスピードを確認した方が良いと思います。
また、もっと詳しくサイトの表示速度やSEOのスコアを確認するにはGtmetrixやubersuggestの活用をおすすめします。特にubersuggestでは、サイトの分析が出来るだけでなく、検索キーワードの月間検索ボリュームを調べることができるのでおすすめです。
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