ワードプレスで記事内にソースコードを表示するなら「Crayon Syntax Highlighter」が便利です。このプラグインをインストールすることで、コピペで貼り付けることのできるソースコードをきれいに作成することができます。
今回はソースコードをコンテンツに挿入するためのプラグイン、Crayon Syntax Highlighterを紹介します。
Photo by Artem Sapegin on Unsplash
これまでソースコードを表示したいときには、Githubを利用していました。Githubはソフトウェア開発のプラットフォームで、初心者から開発者の方まで自由に利用できる優れたサービスです。
ただ、もっと使いやすいツールがあるのでは!と思い、見つけたのがCrayon Syntax Highlighterというプラグインになります。これをインストールすることでソースコードを下の画面のように表示することが出来ます。
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// A sample class class Human { private int age = 0; public void birthday() { age++; print('Happy Birthday!'); } } |
設定さえ済ませれば、作業はほとんどコピペです。ワードプレスでソースコードを表示するなら、こちらの方が便利で使いやすいので活用してみて下さい。
Crayon Syntax Highlighterのインストールと設定
まずは管理画面のプラグインから「新規追加」をクリックします。
キーワード(検索)に「Crayon Syntax Highlighter」と入力すると表示されます。「今すぐインストール」をクリックして下さい。
「有効化」をクリックします。
管理画面の「設定」から「Crayon」をクリックします。
設定する場所は多いですが、2個所だけに変更を加えれば十分に使えると思います。まずは、「Toolbar」を見て下さい。Display the Toolbarが「On MouseOver」になっていると思います。この設定の場合、マウスをツールバーに当てないとツールバーが表示されないので「Always」に変更します。
次に「Code」を見て下さい。ここに「Always display scrollbars」があります。ソースコードが長い場合は、スクロールバーがあると見やすいです。初期設定ではチェックが入っていないので、チェックを入れていきましょう。
最後に「Save Changes」をクリックします。
これでCrayon Syntax Highlighterの設定は完了です。
Crayon Syntax Highlighterの使い方
では、実際に使ってみましょう。まずは、挿入したいソースコードをコピーします。
次に、ソースコードの挿入場所をクリックしてから、エディタ画面にある「crayon」のボタンをクリックします。これはビジュアル画面ではなく、必ずテキスト画面でして下さい。
すると下の画面が出てきます。
ソースコードをペーストしてから「Title」が必要な場合は記入して「Add」をクリックします。
作業を保存して投稿をプレビューして下さい。下のようにソースコードが表示されていればOKです。
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href="https://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A2RA0DfbKRhbtQUAIbSJBtF7/RV=2/RE=1528396636/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=Jy13CjP5rfcmtZYPDhleg0dWrS4-/RU=aHR0cHM6Ly93d3cueWFob28taGVscC5qcC8A/RK=0/RS=UlXU3JhzZCWm4RaqhZ.mqn7MAog-">ヘルプ</a></p> </div> <div class="iemw"></div> </div> </div><!-- /#hdBar --> </div> <hr class="separate"> <div id="contents" class="clfix"> <div id="toptxt"> <ul class="symbol"> <li id="toptxt1" class="first"></li> |
テキストエディタには、下のようなコードが挿入されていると思います。
これでコードの挿入は完了です。
また、このコードの中で特に目立たせたいところがある場合は、下の画面のように「Marked Lines」のところにカンマで区切って行番号を入力してください。
以下のように色が付いていればOkです。
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href="https://rdsig.yahoo.co.jp/_ylt=A2RA0DfbKRhbtQUAIbSJBtF7/RV=2/RE=1528396636/RH=cmRzaWcueWFob28uY28uanA-/RB=Jy13CjP5rfcmtZYPDhleg0dWrS4-/RU=aHR0cHM6Ly93d3cueWFob28taGVscC5qcC8A/RK=0/RS=UlXU3JhzZCWm4RaqhZ.mqn7MAog-">ヘルプ</a></p> </div> <div class="iemw"></div> </div> </div><!-- /#hdBar --> </div> <hr class="separate"> <div id="contents" class="clfix"> <div id="toptxt"> <ul class="symbol"> <li id="toptxt1" class="first"></li> |
スクロールバーの幅を変更する(初期設定は細すぎる)
この記事で紹介しているスクロールバーはある程度の幅があるかと思います。しかし、初期設定のスクロールバーは本当に細すぎて分かりにくいです。
これは実際に設置した時に確認して下さい。スクロールバーは見やすさ使いやすさという点で、少し幅がある方がいいですよね。そこで、スクロールバーの幅を変更していきましょう。
ただこの編集は、賢威テンプレートではうまく機能していますが、他のテンプレートでは機能しない可能性もあります。テーマに編集を加えるので、取りかかる前に必ずバックアップを取って下さい。
まずは管理画面の「外観」から「テーマの編集」をクリックします。
画面右側にテーマファイルがあります。子テーマを使っている場合はテーマを切り替えて下さい。賢威なら編集するテーマを選択して変更できます。「テーマフッター(footer.php)」のファイルをクリックして下さい。
テーマフッターを表示したら、Windowsの場合は「ctrl」+「F」、Macの場合は「command」+「F」を同時に押して検索の窓を開きます。
そこに下のコードをコピペで貼り付けて下さい。
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<?php wp_footer(); ?> |
上のコードが見つかったら、そのすぐ下に次のコードを貼り付けます。
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<style> .crayon-main::-webkit-scrollbar,.crayon-plain::-webkit-scrollbar{height:15px;width:15px;} .crayon-main::-webkit-scrollbar-thumb,.crayon-plain::-webkit-scrollbar-thumb{border:1px solid #DDD;box-shadow:inset 0 0 2px #BBB;} .crayon-main::-webkit-scrollbar-thumb:hover,.crayon-plain::-webkit-scrollbar-thumb:hover{border:1px solid #BBB;box-shadow:inset 0 0 2px #999} </style> |
貼り付けると以下のようになります。
最後に「ファイルを更新」をクリックします。
スクロールバーの太さを確認してみて下さい。初期設定よりも、幅が広くなり使いやすくなっていれば成功です。初期設定は複雑そうに見えますが、簡単な設定で使いやすいソースコードを表示することが出来ます。ぜひ、活用してみてくださいね。