スパム行為が見つかると、ぺナルティを受けることになります。その中でも、クローキングに課されるぺナルティは極めて重いです。というのも、ドメインが追放されるだけでなく、IPアドレスやサーバーもブラックリストに追加されてしまうからです。
今回は、クローキングというスパム行為を紹介します。ただこれは、絶対に真似しないで下さい。ブログが飛ばされます。
スパムがバレた場合
アフィリエイトサイトの中には、スパム行為でアクセスを伸ばしているサイトがあります。でもこれは、いずれ見つかりますから、継続的に収益を得ることにはなりません。
スパムは、短期で上位表示になることもありますが、決して効率的な方法ではないんです。最終的にはアクセスが全くなくなる可能性の方が高いです。というか、そうなります。
なので、スパム行為はおすすめしません。でも、どういった行為がスパムになるのか知っておいたほうが良いと思います。
というのは、スパムということではなく、SEO対策として紹介されていることもあるからです。
スパムと判断された場合、Googleサーチコンソールの管理画面にお知らせが届きます。出来るだけこういったものは受け取りたくないですが「身に覚えがある」(笑)ということもあるかもしれません。
もし、この通知が来てしまったら心当たりのあるページは、すぐに修正するか削除しなければなりません。
放置しておけば、どんどん表示順位が下がってしまいます。最悪のケースでは、ドメインで検索しても全く表示されなくなることもあるので、注意して下さい。
そこで、サーチコンソールについている「手動の対策」を一日一度は見ていきましょう。これなら、かなり早い段階で対応できるかと思います。
もし、手動のぺナルティを受けてしまったら、問題をすぐに修正する必要があります。その上で再登録の申請をおこなえば、ブログや記事を復活させることが出来ます。
まずは手動のぺナルティを受けないことが大切ですが、万が一の時には迅速に対応してブログが永久追放にならないように注意していきましょう。
スパムではないのに、表示順位が下がるのは?
心当たりがないのに「表示順位がいきなり下がっていた!」といったことはないですか。これはアリゴリズムと関係していて頻繁に起こっているので、あまり気にすることはないと思います。
スパムをしていないのに表示順位が極端に下がった場合、何が原因なのか知りたいですよね。でもgoogleはそれについてくわしい発表をしていないので、明らかになっていません。
気にはなりますが、今のところは手の打ちようがないというか、仕方がないというか見守るしかないんです。
ただ、スパム行為をしていないのに、「検索でまったく表示されなくなった!」ということは、ほとんど起こらないですし、仮におこったとしても極めて稀なケースではないかと思います。
問題はスパム行為をした時です。
こちらは、見つからないということもありますが、かなり高い確率で発見されます。そして圏外に飛ばされることになります。
スパム判断の基準
検索エンジンといえばgoogleですよね。それからYahooも有名です。この2つは世界中で利用されている人気の高い検索エンジンですが、他にも検索エンジンは存在します。
どういったことがスパムで、どういった行為ならスパムにならないのかという判断基準は、それぞれの検索エンジンによって違っています。
でも、基本的に検索エンジンの評価を落とす行為はすべてダメだと思って下さい。
たとえば、検索されたときの検索結果の精度を下げるといった行為やユーザーにとって利用する価値がないコンテンツを投稿するといった行為は、検索エンジンにとって有益ではありません。
ユーザーが「検索エンジンなんて使えない!」と判断するようになったら、もちろん利用者は激減しますから、現在どんなに親しまれている検索エンジンでもビジネスを失うことになりかねません。
なので検索エンジンは、ユーザーにとって最適なコンテンツを表示するようになっています。スパムを利用して上位表示に成功しても、いずれ削除されることは目に見えているんです。
してはいけないスパム行為クローキング
クローキングとはクローラーとユーザーに別々のページを準備する行為で、かつてはかなり使われていました。
実際に海外には、クローキングを取り扱う専門業者もかなりの数で存在していましたし、日本企業でもそういった業者にクローキングを依頼するところが数多くあったのです。
でも今は、この行為をするとほぼ間違いなく、圏外行きになります。というかGoogleがクローキングを発見した場合、サイト、ドメイン、IPアドセスは永久追放されることになります。
こういったことから最近では、クローキングをする人は激減しています。でも、未だにこの手法をすすめている業者もあるので、どういったことをするのか説明します。
クローキングはブログにアクセスしてきたのが、ユーザー(人)なのかクローラーなのか判断して、それぞれにまったく異なるコンテンツを見せる方法です。
この仕組みを利用すれば、次のようなことがいとも簡単に出来てしまいます。
たとえば、ページのコンテンツが画像と動画だけのものになると、クローラーはどんな情報が含まれているのか、読み取ることが出来ません。
こういったページでは、コンテンツの内容を正確に判断していないので、キーワードとページの関連付けが不可能です。なので、ターゲットにしたキーワードで検索されたとしても表示順位は低くなりがちです。
そこで、クローキングの技術を利用して、クローラーがアクセスしたときにのみ、読み込み可能なテキスト主体のページを受け取ってもらいます。
クローラーは自分が受け取ったファイルを元にページを分析し評価しますから、ユーザーが見ているページに文字がまったく入っていないということでも、検索エンジンに最適化されたファイルを用意すれば、そのページを評価してくれます。
この技術を使えば、ユーザーが何を探しているかとは関係なく、ページを上位表示させることが出来ますから、サイトとは無関係なキーワードでも上位を独占することが可能なのです。
クローキングは通常、プロによって行われていますが、これをするためのIPアドレスやUser-Agentのデータベースは世界中で販売されているだけでなく、簡単に手に入ります。
プログラミングなどの知識がないとしても、そうしたデータベースを購入すれば、誰でもすぐに始めることが出来てしまいます。しかも、もともとのウェブページには手を加える必要がありません。
クローキングは、技術的にはとても有益です。ただ、正当な理由でクローキングをおこなうサイトより、検索エンジンの質を低下させるサイトの方が圧倒的に多いため、すべてのクローキングがぺナルティの対象になっています。
なので、こういった情報を入手しても決して手を出さないで下さい。こんなことをしなくても上位表示させる方法はいくつもあります。
でもその前に、よく使われているその他のスパム行為を確認してみて下さい。スパム行為をすると、短期的に検索順位が上がることがあります。でも、そうなるとたくさんの人が同じ方法で表示順位を上げようとします。
その結果、検索エンジンはそれを改善するためのアリゴリズムを実装してきますから、結局は見つかることになります。といったことから、スパムは長期戦には使えないんです。
ユーザーと検索エンジンの追いかけっこでは、人が勝てる見込みはかなり薄いと思います。
ほかにも、よく使われているスパム行為があるので、検索順位を下げないための参考にしてみて下さい。
「逆効果のSEO対策|ソースコードを悪用した検索エンジンスパムとは!」