画像の加工・修正用のソフトといえば、アドビ社のフォトショップやイラストレーターが有名です。でも、無料で利用できるソフトなら、Gimp(ギンプ)がおすすめです。フリーということで機能的に劣っているのかといえば、そんなことはありません。
有料ソフトと比較しても遜色ないレベルの機能をそなえています。「画像の編集ソフトをまったく使ったことがない」、もしくは「フォトショップはコストがかかり過ぎる」ということなら、最高のフリーソフトです。
また、フォトショップと基本的なツールや操作が似ています。なので「フォトショップがうまく使いこなせない….」という場合は、Gimpの基礎的な使い方を学ぶことでフォトショップが使いこなせるようになるかと思います。
私もフォトショップが使えず、Gimpにはすごくお世話になりました。Gimpで基本的な使い方を学べたおかげで何とかフォトショップを使うことが出来ているという感じです。
当記事では、Windows版とMac版でGimpソフトをダウンロードしてインストールするための方法を紹介します。また、Gimpは不定期でアップデートされているので最新ヴァージョンがリリースされたらヴァージョンアップをおすすめします。
ただ、使用しているバージョンを忘れてしまうと、最新のものを使用しているのかどうかわかりません。そこで、使用しているソフトのヴァージョン確認の仕方も合わせて紹介します。
このページの目次
Gimp(ギンプ)をインストールする手順
まずはGimp(ギンプ)をインストールする手順を説明します。WindowsとMacではインストールの仕方が違いますので、それぞれの手順を紹介しています。
- Gimpソフトをダウンロードする
- WindowsでGimpファイルをインストールする
- MacでGimpファイルをインストールする
(注)Windows版のインストールでは、途中で言語の指定をしなくてはなりません。日本語の選択肢はないのでデフォルト設定の「English」を選択して下さい。インストールが完了すると画面に表示される言語は日本語なので、問題はないはずです。
Gimpソフトをダウンロードする
gimpの公式ページからブログラムをダウンロードしていきましょう。
Gimpにアクセスしたらダウンロードをクリックします。
WindowsでGimpファイルをインストールする
「Download GIMP2.10.6 directly」をクリックします。
ダウンロードが完了したら「gimp-2.10.6-setup.exe」をクリックします。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
次に「Select Setup Language」の画面が表示されるので「English」のままで「OK」をクリックします。
「Install」をクリックします。
インストールが完了するまで少し時間がかかります。しばらく待ってください。
「Finish」をクリックします。
これでWindows版のインストールは完了です。デスクトップにGimpのショートカットのアイコンが表示されるかと思います。しかし、見当たらないこともあります。そのときはこの方法で対処して下さい。
まず、「PC>Windows8_OC(c:)」の順に進みます。
「Program Files(x86)」か「Program Files」の中に「GIMP2」のフォルダーがあると思いますので探して下さい。
このパソコンの場合は「Program Files」にインストールされているので、そこにある「GIMP2」をクリックします。
「bin」をクリックします。
「gimp-2.10.exe」を右クリックしてから「送る」に進み「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
するとデスクトップに下のようなアイコンが表示されると思います。
ショートカットのアイコンが表示されたら、インスト―ルした「gimp-2.10.6-setup.exe」は、使用しないので削除しておきましょう。
MacでGimpファイルをインストールする
「Download GIMP2.10.4 directly」をクリックします。
しばらく時間がかかることがあります。とはいっても、1分未満です。
「開発元が未確認のため開けません」の対処法
ファイルのダウンロードが完了したらインストールするのですが、その前に注意しなければならないことを説明します。ここは最初のインストールで私が間違えたところです。
次のようにファイルをクリックした場合「開発元が未確認のため開けません」の表示になると思います。
まず、画面右上の「gimp-2.10.4-x86_64.dmg」をクリックします。
すると「GimpInstall」が表示されると思います。
続いてこのアイコンをクリックした場合…
「xxxxは、開発元が未確認のため開けません」と表示されてしまいます。この場合、まずは「OK」をクリックして下さい。
上の方法ではファイルを開くことができません。そこで、ダウンロードフォルダーを開いて「gimp-2.10.4-x86_64.dmg」をダブルクリックします。
「Gimp」のロゴを右クリックして「開く」をクリックします。
すると「”Gimp-2.10″の開発元は未確認です。開いてもよろしいですか?」と表示されるので「開く」をクリックします。
これでGimpを開くことが出来ます。(ですがここではまだ、インストールはされていません。)
「開発元が未確認のため開けません。」と表示された場合、他のアプリケーションも同じ方法で開くことができると思います。
Gimpをアプリケーションフォルダにインストールする手順
通常、dmgファイルを開くと「アプリケーションフォルダ」が表示されてインストールの準備に進むのですが、私のパソコン環境ではその表示がでませんでした。
そこで、ファイルをアプリケーションフォルダにインストールする手順を説明します。
ファイルをアプリケーションフォルダにインストールする手順(1)
ダウンロードしたファイルを開く前に「Finder」をクリックして「アプリケーション」をクリックします。
次に画面右上の「gimp-2.10.4-x86_64.dmg」をクリックします。
「GimpInstall」が表示されますが、アプリケーションフォルダもデスクトップに開かれた状態です。
ここで、もう一つの方法を紹介します。上の方法でインストールする場合、ファイルをアプリケーションフォルダにインストールする手順(2)は飛ばして下さい。
ファイルをアプリケーションフォルダにインストールする手順(2)
「ダウンロード」のファイルをクリックすると「gimp-2.10.4-x86_64.dmg」があるのでダブルクリックします。するとデスクトップに「GimpInstall」が表示されると思います。
次に「ファインダー」をクリックしてから「アプリケーション」をクリックします。続いて「GimpInstall」をクリックします。というのは、GimpInstallを先に開いてしまうと「アプリケーション」を開くことができません。
少なくとも私の環境ではこのようになっているので、必ず「アプリケーション」のフォルダーをデスクトップに表示させてから「Gimpinstall」を開いて下さい。
Gimpのアイコンをドラッグ&ドロップで移動する
ここから先は「ファイルをアプリケーションフォルダにインストールする手順」の(1)も(2)も同じです。Gimpのアイコンをドラッグ&ドロップでアプリケーションフォルダに移動します。
すると「Gimp-2.10」のインストールが開始します。
これでインストールの完了です。
アプリケーションフォルダーにインストールしたら「gimp-2.10.4-x86_64.dmg」は必要ありませんので削除しておきましょう。
次に「アプリケーション」にある「Gimp-2.10」を右クリックしてから「開く」をクリックします。
「”Gimp-2.10″の開発元は未確認です。開いてもよろしいですか?」と表示されるので「開く」をクリックします。
すると「Gimp-2.10」の画面が表示されます。
これでMac版のGimpインストールは完了です。
使用しているGimpのバージョンを確認する方法
Windows版とMac版では、インストールされているバージョンの確認方法が違うのでそれぞれ説明します。
まずは、windows版。画面上部にある「ヘルプ」をクリックしてから「このアプリケーションにある情報を表示します。」をクリックします。
すると、このようにはっきりわかります。
次にMac版。画面左上の「Gimp-2.10」をクリックすると「About Gimp-2.10」があるのでクリックします。
これでMac用のバージョンがわかります。
まとめ
OSによって最新のバージョンは違うようです。インストールしているGimpのヴァージョンを確認したら、Gimpの公式サイトにアクセスして最新のものをチェックしてみて下さい。
使用しているヴァージョンが古くなっていると、不具合の原因になることがあります。なので、最新版を使っていきましょう。
ちなみに、Gimpをバージョンアップする方法は、初めてGimpをダウンロードしたときと同じです。ヴァージョンアップすると上書き保存されるようになっています。また拡張機能を追加している場合でも、その機能がなくなるということはないようです。(※ただ、絶対に消えないという確信はありませんので、自己責任でお願いします。)
また、Gimpにはいくつものプラグインが用意されています。これらのプラグインを使用することで様々なスタイルのテキストや⇒などを加えることができます。
設定が完了したら、まずは画像に入れる文字を装飾してみては如何でしょう。縁取りの色を変えたり、テキストをふわっとぼかして影を付けたりするとブログの雰囲気もグッと上がってくるはずです。
テキストがほんの少し加工されているだけで、画像はグッとよく見えたりします。文字装飾の基本と文字に影を付けたりする方法を下の記事で紹介しているので参考にしてみて下さい。