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読まれるキャッチコピーの書き方



キャッチコピーには、わかりやすいものとそうではないものがあるかと思います。どんなキャッチコピーが人に読まれていているのか、考えたことはないでしょうか。


当記事では、おすすめ出来るキャッチコピーとそうではないキャッチコピーをご紹介します。


とはいっても、おすすめするものが必ずしも効果的ということではありません。読まれるかどうかを確認するにはテストが必要になってきますが、そのために使われている「型」を利用することで効果が期待できると思います。






単刀直入なキャッチコピー

これは、商品やサービスに関する情報を簡単にかつ論理的に紹介するもの。言葉の表現にテクニックを使ったりするのではなく、そのまま事実だけを伝えるやり方です。


名前入りレターセット


上質の特注サイズ便せん100枚と封筒100枚に住所を印刷します。表示させたい場所がある場合、ご連絡ください。その後丁寧に梱包し郵送しております。商品代金300円は前払いになっております。


エピソード型のコピー

このコピーはテレショップなどでもよくつかわれています。たとえば、「君へホワイト」。当医薬品の紹介はこんな感じで始まります。「僕の母は、増えてきたシミで悩んでいたんです。これは何とかできないかなと思い。そこで、母を喜ばせようと開発されたのが「君へホワイト」だったんです。…….


僕の彼女


「僕の彼女はほとんど化粧をしない。というより、化粧した顔を見たことがなかった。たまたま友人に誘われたパーティで、驚いてしまったことがある。そこにすごくかわいい子が来てて、綺麗だなってみていたら、なんとその子僕の彼女だった。」


「あなたと私」のキャッチコピー

「あなたと、コンビニ、ファミリーマート」、「あなたと、次の景色へ」(ブリジストン)など有名です。セールス的な表現ではなく、気さくに話しかけるという調子に仕上がっています。


この書き方は、売るためのテクニックをふんだんに盛り込んだコピーを書くというよりも本当に良いものを薦める場合に使われることが多いです。


たとえばこのコピーは「毛ガニ」が大好きで食べにくいってことがネックになっている方なら「おっ!」と思うのでは。


毛ガニむいときました。


カニの本場、北海道で最も愛されている毛ガニ。ただ、殻がむきにくいので、手を伸ばしづらいとお考えの方、多いのではないでしょうか。そこで殻をむく面倒がなく、箸だけで毛ガニのおいしさをまるごと堪能できる、「手間」なし「質」よし「見栄え」よし。の北海道産「毛ガニ」をご紹介します。


こちらのカニは、殻がむかれています。名前もそのまま「カニむいときました。」といいます。商品名のとおり、すっかり殻を剝いた状態でお届けしますので、思うぞんぶん本場の味をご堪能下さい。


美食家の方、お年寄り、小さなお子様まで、手こずることなくご満足して頂けます。


想像力をふくらませるコピー

このタイプのコピーは想像力を刺激する言葉で説明して相手の興味・関心を高めています。コミュニケーションスキルを上げるプログラムで使われたコピーをご紹介します。


「無敵の話術その秘密をお教えしましょう!」


世の中には話すスキルが本当に高い人がいます。なぜなのか。ある技術を身に付けているからです。技術というとなんとなく難しいような感じがするかもしれません。ところが、正しいやり方を知ることでどんな人でも自信と威厳と鋭敏な感覚をしっかりもって、話ができるようになるのです。


知らない人ばかりの場所に行くことができない。見ず知らずの人と話をするとき、不安を感じる。何か間違ったことを言っていないか気になる。だから話ができない……


ご存知ですか。そう思うのは、あなただけではありません。大企業の社長でも、政治家でも、芸能人でもこういう恐れを抱いている人は大勢います。


では、どのように克服したのか。実は会話のプロがいて、その人達から学んでいるのです。どんなことをしているのか知りたくなってきませんか。ご安心ください。お教えします。…..


事実そのものをズバリというコピー

小売店の広告を調べると、成功している広告は失敗した広告に比べ商品に関してたくさんの事実を伝えていることが分かっています。最大に効果を挙げられるコピーは、商品についての事実がしっかり書かれているものです。



事実と独自スタイルを組み合わせたコピー

次のコピーはバストの大きさで悩んでいる女性に向けて書かれたコピーです。

シンデレラアップ

バストアップでお悩みの方へ。ご存知ですか。下着メーカートリンプの調査によると日本人女性の平均的なカップサイズはCカップです。Aカップの女性はたった8%ということです。ですので、Aカップということなら悩んでも当然です。


大きさも美しい形も手に入れたい。太ることなく胸だけを大きくしたい。ツンと上向きのキレイなラインを作りたい。ボデイラインを強調した服を着てみたい方は 「シンデレラアップ」をお試しください。


シンデレラアップは、東京美容外科の麻生統括院長が監修した、「飲む豊満ブラ」です。美ボデイを作る成分で有名な成分にはプエラリラがありますよね。食べているかたもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


プエラリラは確かに美ボディをつくるには重要な成分なのですが、これだけでは足りません。コラーゲンとコラーゲンをつなぐタンパク質のエラスチンも必要です。


しかし、エラスチンを含んだ食品は限られていて、たとえばカツオ一本でも数グラムくらいしか入っていません。そのため美ボデイをつくるには、意識してエラスチンをとることが大切になってきます。


シンデレラアップはエラスチンを十分に補えるサプリメントなので、ぜひお試しください。ただし、急激に体が変化するということではありません。継続して食べることで徐々に効果が期待できます。


ありのままを伝える

ほとんどの商品には良いところと悪いところがあります。良いとこだけの商品というのは極めて珍しいです。読み手はそういうことをよく理解していますから、長所だけでなく短所も一緒に書いたほうが信頼度は高まります。


訳アリ商品がその例です。厳選された最高級のしょうゆとお米を使ったおせんべいなどがお得な値段で売られていることがあります。たとえば広告に……


「この煎餅は熟練の職人が一枚一枚丁寧に焼いている期間限定の商品です。この時期にかぎり、ひとつひとつを和紙で包んで販売しています。


しかしどんなに丹念に焼いていても、中には割れてしまうものが出てきます。形が壊れてしまっているためこのお値段です。本来のものと比べ味や品質が劣るということではありませんので、どうぞこの味をご堪能ください。」


こんなことが書いてあれば、「なるほど!」それなら食べてみようかなって思いませんか。


べた褒めコピー

完全に自慢しているコピーにする。この種の広告は場合によって効果的です。ただし、書く内容に裏づけになる証拠が必要です。自分だけで考えていることでは、信憑性がありませんから気を付けていきましょう。


たとえば、誰もがその価値を認めている絵画であるとか希少価値の高いものなどを紹介するときは使える書き方です。


署名があるコピー

商品を自信をもって勧めるには、自分の名前をコピーに署名するのも効果的です。個人的に何かをお願いする書き方も良く使われています。


書籍タイトル風のコピー

書籍のタイトルは気の向くままに付けられているのかというとそういうわけではありません。売れやすいタイトルと売れ行きの良くないタイトルは研究されていて、たくさん売れているタイトルが何度も使われています。


こうしたタイトルは書籍の通販が試行錯誤を繰り返した結果、利用しているものなので参考になると思います。最も人気のあるタイトルをご紹介します。短い言葉の中に、様々な思わくが恐縮されていることに注目!



こちらは神田昌典さんが監訳された「ザ・コピーライティング」で紹介されているものです。タイトルや見出しを書くときはこうした売れている本のタイトルを使っていきましょう。


ご紹介したタイトルは1950年代によく使われていたものですが、現代でもヒットするテーマやジャンルは変わらず「セックス」「宗教」「スポーツ」「心理学」「科学」といったものが人の興味の対象になっています。そして人の目を引く訴求ポイントもかわっていません。


じらし(ティザ-)のコピー

個人的にはまったくおすすめではないのですが、読まれるコピーということなのでご紹介します。これは売り込むのではなく、その逆のことを書きます。たとえば、


お金をいくらでも使える方は、このページを読まないで下さい。


これは、湯水のようにお金を使うことができる人向けの情報ではありません。私たちがお伝えするのは、欲しい商品を出来るだけ格安の価格で手に入れる方法です。


これは、欲しいものがあるけれどもう少し安い値段で購入することは出来ないだろうかと考えている人には、貴重なノウハウになるでしょう。


書き方によっては、すごい効果になるかと思います。ただし、現在は情報過多の時代です。あまりあおり過ぎると相手は嫌気をさして逃げていきますから注意していきましょう。


競合比較コピー

サイトを運営している方には比較記事がおすすめです。1ページを見ただけでどの商品が一番良いのかすぐに分かればユーザーにとって便利ですから読まれます。


1980年代までは、比較コピーはほとんど使われませんでしたが、今では当たり前のように使われています。


慎重に使わなければならないコピー

コピーを書く目的は買う気を起こさせることです。次のコピーの場合、よほどうまく書かないと相手の欲求を駆り立てることができません。

名刺のようなコピー

十分な広告スペースがあるのに内容が簡潔な場合


○○○○株式会社


土木工事 · 道路・トンネル · 造成 · その他


何世代にもわたってお客様に親しまれております。

すぐにお問い合わせに応じます。


住所


雑誌に掲載した広告が名刺の縮小型のような広告の場合、相手に本来伝えたいことが伝わらない可能性が高いです。間違いなくこうであるとは言えませんが、基本的に効果的な広告はしっかりと情報が書かれています。

お利口なコピー

良さそうで良くないコピーとは、カッコよくしようとするあまり、意味がよく分からなくなってしまうコピーです。洒落ている、ちょっとひねった文章になっている場合、自分ではいけていると思っていても読み手に伝わっていないということが起こります。


普段の会話で使わないような言葉や考えなければ意味が分からないという言葉が頻繁に使われている場合、意味不明ですから最後まで読んでくれる人はほとんどいないのです。

ユーモアの入ったコピー

ユーモアの入ったコピーも避けた方がいいようです。ユーモアのセンスがある人は、実はそれほど多くないのです。それから感性は人によって違うので、あなたにとってのユーモアが相手の感情を刺激するとは限りません。


人にとってはバカバカしいとおもったり、侮辱的だと思われてしまうこともあるのでやめておいた方が無難です。


書いてはいけないコピー

全くおすすめできないコピーをご紹介します。

詩のようなコピー

例えば婚活サイトの広告に次のようなコピーをつかうとします。これは室生犀星が書いた愛の詩の一部です。


永遠にやつて来ない女性


秋らしい風の吹く日

柿の木のかげのする庭にむかひ

水のやうに澄んだそらを眺め

わたしは机にむかふ

そして時時たのしく庭を眺め

しをれたあさがほを眺め

立派な芙蓉の花を讃めたたへ

しづかに君を待つ気がする

うつくしい微笑をたたへて

鳩のやうな君を待つのだ

柿の木のかげは移つて

しつとりした日ぐれになる

…….


詩としては素晴らしいです。ただし、分かりにくいです。

きざなコピー

大げさな表現、現実味がまったく感じられないコピーも避けるべきです。例えばダイヤモンドの広告の例


エターナル


ダイヤモンド……それはまるで無数の星のなかで、ひときわ輝くスター的な存在。どんな星よりも永遠に輝くその美しさはまさに愛の結晶。

信用性のきわめて低いコピー

読み手を騙せるのではないかと思案して書かれた広告は、ほとんど効果がなくなってきています。かつて信じられないような誇大広告が流行っていた時期がありますが、今日ではほとんど使えないということで、その数は減少しています。


というのも、誇大広告に引っかかった人はこういう広告に対して警戒心を持つからです。また「同じような方法なのでは?」と考えた場合、大げさなもの信頼できないものは排除されてしまいます。


商品やサービスを紹介するなら、自信をもっておすすめできるものを紹介していきましょう。