広告でより多くの問い合わせを確保する方法をご紹介します。これには大きく分けて、広告の全般的な宣伝効果を上げる方法と問い合わせを増やす方法の2つがあります。
後者については、その広告の宣伝効果になるという訳ではないのですが、結果的に使えるので2つ合わせてご紹介します。
このページの目次
- 1 オファーを見出しに入れる
- 2 「無料」という言葉を強調する
- 3 オファーを小見出しにいれる
- 4 サンプルやパンフレットを写真で見せる
- 5 オファーをコピーの冒頭に入れる
- 6 パンフレットのタイトルを見出しにする
- 7 パンフレットのメリットを効果的に説明する
- 8 パンフレットに有名人のまえがきを入れる
- 9 利用者のコメントをいれる
- 10 オファーの数を増やす
- 11 広告に応募用紙(クーポン)をいれる
- 12 どの広告にも応募先は2個所入れる
- 13 電話番号を入れる
- 14 購入する必要は一切ないことを強調する
- 15 中身がわからないようにして送る
- 16 いますぐ行動してもらうよう促す
- 17 長いコピーにする
- 18 通販のカタログ広告を利用する
では、それぞれの方法を詳しく説明します。
オファーを見出しに入れる
まずはオファーを入れること。人は何よりも無料が好きです。見出しが「安定した収入を稼いで会社を辞める方法」なら、「無料パンフレットで、安定した収入を稼いで会社を辞める方法が分かります。」にしたほうがレスポンスを増やせます。
「ダイエットで挫折してしまう方へ」という見出しなら、「ダイエットで挫折してしまう方へお知らせがあります。同じように失敗していた方が大成功した方法を無料でお送りします。」としたほうが効果的です。
「無料」という言葉を強調する
「無料」という言葉には強力なパワーがあります。この文字を太文字にしたり大きくしたりすることで、問い合わせを増やすことができます。
成功の広告では「無料」「送料無料」「初回無料」「1週間無料」など、「無料」のオファーを何度も何度も繰り返しています。ただし、この言葉をつかうなら提示している内容が事実でなければなりません。それからそのオファーのすぐそばに、その条件をしっかり明確に書く必要もあります。
オファーを小見出しにいれる
小見出しに無料を入れるのも効果的です。たとえば……
無料でダウンロードできます。今回限り無料でお試しいただけます。初回に限り無料です。パンフレットのご請求は無料です。
サンプルやパンフレットを写真で見せる
広告のスペースが十分にあるなら、サンプルやパンフレットの写真を大々的に使いましょう。無料の情報を目立たせるには、写真の上に「無料のラベル」を大きく貼り付けたほうがいいです。
そしてもう一つ、オファーをすばやく見てもらうには、画像の横か下に「無料」と入れます。たとえば下の広告がその例です。
広告スペースが小さいときでも画像の上に「無料」を貼り付けることで、余白に他の情報を書くことができます。余談になりますが「無料」のオファーで特に効果があるのは「無料プレゼント」です。「無料」は実質「タダ」ですし「プレゼント」も「タダ」ですから強力なオファーってことになるんですよね。
オファーをコピーの冒頭に入れる
無料オファーを広告にいれているものはいくつもあります。でも、広告のトップでそのことについて説明している広告はそれほど多くありません。
ところが無料のオファーは、出来るだけ目に付きやすい場所に入れたほうが、人には読んでもらえます。つまり、広告の一番上か冒頭にもってきたほうが効果的なのです。
宣伝効果の高い広告は、無料のオファーについて何度も何度も繰り返し伝えています。そして上手くいった広告は、まずは冒頭で簡単に触れていることが多いです。
「無料オファー」についての説明は、広告の「冒頭」と「最後」の2個所には入れていきましょう。
いい例があります。テレショップでよくある宣伝です。こういうコマーシャルを見たことはないでしょうか。
「皆さま、まずは紙と鉛筆をご用意ください。今から無料プレゼントの応募先をご案内します。」
パンフレットのタイトルを見出しにする
パンフレットがある場合、それを広告の見出しにつかうこともできます。見出しが広告をみる決定要因になることが多いように、パンフレットのタイトルも訴求してもらえるかどうかの決定要因になっていることがよくあります。
興味をひく、パンフレットのタイトル例をみて下さい。
会計士-儲かる職業いままでにない美しさをあなたに自分の発明を守る方法プログラミングで未来を切り開く公務員になる方法ニューヨーク旅行ガイド国内旅行ガイド
パンフレットのメリットを効果的に説明する
パンフレットの説明を書くときは、どんなメリットが期待できるのか、思いつく限り良い点を書くこと。まずはリストをつくって、それを文章にしてみると上手くいきます。
それから目次の紹介も効果的です。たとえばこんなふうに目次をまるまるいれてしまうというのも一つの案です。
不動産登記の申請手続きガイド申請方法(3ページ)受領証(7ページ)登記識別情報(18ページ)事前通知(2ページ)全住所への通知(2ページ)資格者代理人による本人確認(5ページ)公証人の認証(7ページ)登記完了証(8ページ)補正・却下・取り下げ(9ページ)原本還付(12ページ)
この目次は、パンフレットによって使いにくいこともあるので注意して下さい。中身がセールストークばかりになっているものは、何か役に立つ情報をいくつか入れたほうが訴求されやすいです。
パンフレットに有名人のまえがきを入れる
有名人にわざわざ紹介をお願いするというわけではありません。もちろんそれができれば間違いなく効果的です。そうでなければコマーシャルに有名人を使ったりしないですから。
ただ、「○○さんも愛用している商品です!」としたりすることはできます。ただし、必ず事実を書くこと!
利用者のコメントをいれる
第三者のコメントは広告主の証言よりもずっと効果的です。販売者の主張を真っ向から信じる人は少ないですが、まったく関係のない人の意見は信用されやすいです。口コミなどがそのいい例かもしれません。
オファーの数を増やす
無料のオファーは数が多いほど効果があります。広告の効果を上げるには、最大限に無料オファーを出すことです。たとえば、「無料のパンフレット」だけでなく「無料のプレゼント」「無料のセミナー」などでも効果があります。
広告に応募用紙(クーポン)をいれる
広告にクーポンを入れるとレスポンスアップにつながりやすくなります。よく使われているのは、クーポンに付加価値を付ける方法です。たとえば、「応募用紙で注文すると、全商品が20%オフ!」などにすることでレスポンシブはアップします。
それからクーポンの中にもセールスコピーを入れるというやり方もあります。例があるので見て下さい。アメリカの会員制の書籍配達がつくったクーポンのサンプルです。
〇〇〇〇(会社名)無料で、〇〇〇の最新大辞典「〇〇〇〇米語辞典」(ページ数3000ページ超。重さ5キロ、見出し語20万、イラストや地図など2,100点掲載)を送ってください。会員として入会します。
どの広告にも応募先は2個所入れる
広告の応募先は必ず複数入れておいたほうがいいです。雑誌などについている切り取って使うタイプの応募券でそこに応募先が書かれている場合、それが使用されてしまうと応募先がわからなくなってしまいます。
いくつかの場所に応募先をいれておくことで、訴求のチャンスを増やせます。
電話番号を入れる
すぐに注文したくなる人もでてきます。もし、フリーダイヤルを使えるなら、より効果的です。今はかけ放題の電話を使っている人も増えていますから通常の電話番号でもいいと思います。
電話番号を入れるのには、その他にも訳があります。電話番号を入れると問い合わせが増えて、顧客の質も上がるのです。たとえば、カタログで訴求してきた人が実際に受講申し込みをしたのは5人中1人だったのに対し、電話で問い合わせをしてきた人がその申し込みをしたのは2人に1人だったというケースがあります。
購入する必要は一切ないことを強調する
たとえば、次のように書いておくと効果的です。
購入義務はありません販売員がお伺いすることはありませんこちらからお電話をすることは一切ありません
中身がわからないようにして送る
無料で発送する情報には、中身がわからないようにして送ってほしいと考える人もいます。相手の環境によって違ってきますが、以下のような情報を送るときは、「その内容がわからないようになっていること」を広告に書いたほうがいいです。
- 個人ローン情報
- 病気関連の情報
- 妊娠・出産関係の情報
- ダイエット情報
- ~の悩み系の情報
いますぐ行動してもらうよう促す
いますぐ行動したひと限定の特典をつけることでお問い合わせを増やすことができます。これはテレショップでもよく使われている方法です。たとえば……
今回30分以内にお申込みをされた方限定で、もうひと箱無料でお届けしています。
こちらはたった1時間のサービスです。商品が完売しだい無料特典の○○○も終了させて頂きます。いますぐお電話でお申込みください。0120-xxx-xxx
長いコピーにする
広告の貼れるスペースが小さい場合でも、短い言葉やキャッチフレーズだけの広告より、相手にとってベネフィットが詰まった長い広告のほうが良い反応を取ることが出来ます。
文章が長すぎて「飽きられるのでは」と心配になるかもしれません。でも、相手が知りたいのは何かに特化した情報です。だから伝えれば伝えるほど売れる確率が高くなります。
通販のカタログ広告を利用する
通販で何かを定期購入しているなら、ぜひ試してみて下さい。毎月商品と一緒にカタログが付いてくると思います。通販のカタログはかなり研究されていて、よく売れている広告をくり返して使っていることが多いです。
同じような広告が何度も使われていたら、それがなぜ売れるのか研究してみると良いかもしれません。