こんにちは、カプリです。
今回は、コンプレックスを強みに
変える方法をご紹介します。
コンプレックスがない人はいないと思います。
私などはコンプレックスの塊なので、
こういうこととは無縁の人がいるならば驚きます。
コンプレックスに関しては、昔からいろんなことが言われていますが、
成功している人のなかには、強烈なコンプレックスを
持っている人がけっこういます。
それを克復するためにすごく頑張っている人もいますし、
これとは逆に欠点と思えることを強みにして、
あえて使っているという人もいます。
上手くいっている人というのは、普通の人が
コンプレックスに感じることでも、そうではなく
強みと捉えていることが多いです。
たとえば、天才と呼ばれている人がいますよね。
エジソン、アインシュタイン、
ビル・ゲイツ、スティ-ブ・ジョブズなど、
何人もいますが、この人達は圧倒的に何かが足りていないんです。
どんなところが欠如しているのかというと
多動症であったり注意欠如であったり、
空気が極端に読めないということもあります。
天才とバカは紙一重という言葉のとおり、天才には
奇人変人みたいなところがありますから、普通であれば
コンプレックスになると思います。
ただし、コンプレックスと強みは表裏一体の関係で、
強烈なコンプレックスが強みになっているということも
あるんです。
なので上手くいっている人は、欠点を強みに変えている
ということではなく、そのまま使っている
ということが多々あります。
日本の文化では、圧倒的に変わっていたり、
一見、欠点のように思えるところは、社会に適応できるように
強制しようとします。
こういうことをされた場合、
自分は良くないのではとか考えて、
悲観的に捉えがちです。
ここでは自分のコンプレックスをどうやって
強みに変えていくかということをお伝えします。
まずは、ある実験をご紹介します。
WOOPの法則でも有名なハーバード大学の
ガブリエル・エッティンゲンさんの
論文から分かったことです。
この実験では性格テストをおこなって
それぞれの性格を調べ衝動性の高い人を集めました。
衝動性というのは自制心が無くなって、
カッとなった瞬間に相手を殴るとか、
我慢がふっとんで突然予想だもしない行動をとるとか、
つまり自分の感情を抑えることができないということです。
あまり良くないように感じますが、
実は衝動性の高い人は創造性が高い
ということがわかっています。
この実験では、被験者を二つのグループに分けて、
ひとつのグループには衝動性が高い
ということをしっかり伝えた上で、そのメリットとして
創造性に優れているということも説明しました。
しかし、もう一方のグループには、
衝動性が高いということは説明しましたが、そこに創造性が高いという
メリットがあることは、全く伝えませんでした。
それから創造性テストをおこなって
結果を確認したところ、あることがわかったのです。
創造性テストはよく使われているテストで、
フジテレビとか関西テレビ系の「あるある大事典」でも
紹介されていますが、図形とか物を使って、何かしらのアイディアを
出してもらうというテストです。
そのテストの結果を見ると、創造性が高いことを伝えたグループは、
本当に創造性が高くなっていたんです。
つまり、クリエイティブになっていたってことです。
その一方、何も伝えなかったグループは衝動性が高いのにも関わらず、
クリエイティブにはなりませんでした。
どういうことかというと、自分の欠点の使い方が
わかればいいんです。
これは自分に暗示をかけて思い込むとか
そういうことではないです。
そもそも「思い込むんだ!」とかやってみても、
自分というのはかわりません。
こういうことではなく、衝動性が高いのであれば、
それをどうつかえばいいのか使い方を
知っておくということです。
衝動性が高いと創造性も高いのですから、
そういうことに目を向ければいいわけです。
コンプレックスは裏を返せば強みで
自分の強みと弱みは、全く逆のものと考えがちですが
そうではなく表裏一体だって覚えておくといいと思います。
自分が得意とか強いとか思っていることの裏には、
それが仇になってくることもあるし、逆にコンプレックスに
なっていることでも、それを活かせる道があるってことです。
とはいっても、全くメリット性の感じられない
コンプレックスもあると思います。
なので「これはないでしょ!」というコンプレックスの
使い道をいくつか紹介します。
「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」というタイトルの本があります。
その本の中で紹介されていることで、すごく参考になると思います。
まず本を読む前に自分のネガティブな特徴を
書き出しておいてください。
箇条書きみたいにしておくといいです。
本の中にそれが強みになる答えがあるはずです。
なので、いつでもそのメモに書き足しができるように
準備してから本を読んで下さい。
すると自分のネガティブな面のひっくり返ったところが
読んでいるうちにひらめいてくると思います。
不思議ですがそうなんです。思いついたらそれを
ネガティブを箇条書きにしたメモに書いていきます。
頭の中で記憶しようと思うと忘れてしまうので、
メモしてくださいね。
人間というのは「わかった!」とか「ひらめいた!」
とは思ってもすぐに忘れてしまいます。
なので、自分に該当していることがあったら書いておくんです。
そうすると忘れてもすぐに思い出すことが出来ます。
では、コンプレックスをいくつかお話します。
怒りっぽいというのがあります。
傾向的には良くないと考えてしまいますが、
怒りやすいということは、感情を表現するのが
上手いということになります。
それと怒ることが多い人は問題を解決するのが
得意という特徴を持っています。
なので怒りっぽいということであれば、
問題解決能力が高いんだなとか考えてみるといいです。
それと不安症の人もいます。こういう人は警戒心が強いですから、
用意周到な人が多いです。
つまり、準備をするのが得意なので計画を立てたりするには
向いているということになります。
悲観的な人っていうのもいます。
ネガティブ思考の持ち主というイメージになりますが、
楽観的な人に比べて現実に物事を捉える能力が
高いと考えればいいです。
それからうつになりやすい人というのは、物事の分析能力が
高いということが明らかになっています。
他にも新しいことを始めるのが苦手な人もいると思います。
こういう人は、ひとつのことを継続するのが得意
ということになりますから、忍耐力があるってことになります。
頑固な人というのもいます。この人は、意志が強いということです。
たいていのことでは自分の意見を曲げませんから
何かをやり遂げるのに向いています。
実は、コンプレックスになっていることは、
いかようにでも解釈できるし、使い道がわかっていれば
弱点にならないんです。
肝心なのは、自分の性格のメリットを
使って体感することなんです。
知っていても使わなければ、実感がわいてきません。
それから使っていれば成果になりますから、周りがそれを
認めてくれるようになってきます。
自分の良いところよりも、コンプレックスのほうが自覚しやすいので、
自分のダメだなっと思っていることから強みを見つけてみると
いいと思います。
以上がコンプレックスを強みに変える方法の説明です。
それでは、最後までお読みいただいてありがとうございました。