serposcope

検索順位チェックツールと言えば、GRCが有名です。しかし無料版の場合、利用には制限が付いています。そこでご紹介したいのが、Serposcopeというオープンソースのツールです。


GRCと比べても優劣つけがたい機能を備えていますし、使用には制限がありません。SerposcopeのソフトウェアをパソコンにインストールすればWindowsとMacのどちらでも使用できます。


ただ、OSによって設定方法が違うのでインストールの仕方は↓の記事を参考にしてみて下さい。


検索順位チェッカーSerposcopeの設定方法(MAC対応)


当記事では、Serposcopeの使い方をご紹介します。






主な順序

Serposcopeを使用するには以下の順序で設定します。


  • キーワードグループの作成
  • サイトの登録
  • キーワードの入力

すべて英語の表示になりますが、慣れてしまえば問題なく使えると思います。


キーワードグループの作成

まずは、Serposcopeのログイン画面からログインします。

ログイン

次に「Groups」をクリックして、キーワードを登録するグループを作成します。

groups

「New group」と表示されるので、クリックします。

New group

すると「New group」のダイアログが開きます。ここに「Name(グループの名前)」を入力してください。

Name

たとえば、グループの名前を「株式」にして「Save」をクリックします。

名前を入力して保存

特化型のサイトを作っている場合は、メインキーワードをグループ名にすると良いのではないかと思います。グループを作成すると以下のように「Group Created」と表示されます。これでグループの作成は完了です。

group created

サイトの登録

グループの登録が終わったら、順位をチェックしたいサイトを登録します。もう一度「Groups」をクリックして下さい。

Gruopsをもう一度クリック

すると登録したグループが表示されていると思います。今回登録しているグループは「株式」になるので、ここをクリックします。

株式をクリック

「Add website」をクリックします。

add website

レスポンシブ対応になっていると以下のような★マークが表示されることもあります 。

add website

するとこの画面が表示されるので、サイト名とドメインを入力します。

New websiteの作成

ここでは、googleで検索した場合、yahooファイナンスがトップに表示されたので、このサイトを例として使っています。

yahoo

また、URLに「http://….」「https://….」が入っていると、以下のように「Invalid pattern」(有効なパターンではない)と表示されます。

Invalid

なので、たとえばyahooの場合なら「stock.finance.yahoo.co.jp」にします。「www.」で始まるURLはwwwから入力して下さい。また、日本語のドメインを利用している場合は、エラー表示になるようです。


日本語ドメインはエンコードツールなどでピュ二コード化してから入力するとうまくいきます。

yahooのURLの記入

「Save」をクリックします。すると以下のように緑色のバーの中に「Website added」と表示されます。

website added

これで、サイトの登録は完了です。

複数のサイトを同時に登録する

自分のサイト以外にも同じキーワードを利用している競合サイトなどは、登録したいこともあるかと思います。こういう場合は、一つひとつ登録していくのは面倒です。


サイトの名前で登録することは出来ないですが、URLで登録することは可能なので、その方法を説明します。先ほどと同じように「Add website」をクリックします。


Add websiteを再度入力

「Name」は空欄のままで「Bulk import」をクリックします。


Bulk Import

「Pattern」は「Exact domain」にして、ここにドメインを入力して下さい。入力のしかたは、先ほどと同じです。


Pattern

google検索エンジンで上位表示されているサイトのURLを一括で取得するには「KWFinder」が便利です。ただ、無料版ですと24時間以内に5回ほどしか利用できません。


kwfinder.comの上位表示サイト

ランキングのURLをコピーとペーストでテキストに貼り付けてから、画面にコピペすると作業が簡単です。また、ドメインの入力は1行につき1つになります。

KWfinderからコピペ

ただし、KWFinderからURLを取得した場合、上のようにページ毎のURLが表示されます。こういったURLで記入するとInvalidになるので、下のようにしてから「Save」をクリックします。

Patternの正しい記入例

「Website Added」と表示されれば成功です。複数のサイトが同時に登録されています。

複数のサイトを同時に追加

サイトの登録が済んだらドメイン名をサイト名に変更することができます。『❌』の右側にあるマークをクリックして下さい。すると『New name』が出てきますからサイト名を入力してから『OK』をクリックしていきましょう。

サイト名を入力

また同じURLが表示されている場合は『❌』をクリックして「OK」を押せば削除できます。

URLを削除

先ほど、サイトのURLを一括で取得するにはKWFinderが便利なことをお伝えしました。利用制限があるので少し使いにくいですが、KWFinderの使い方はこちらの記事で紹介しています。


キーワードプランナーの代替ツールと検索キーワード取得ツールの紹介


また検索順位チェックツールの「ファンキーランキング」なら、キーワードの1位~100位のサイトを無料で調べることが出来ます。ただし、こちらはタイトル名で表示されています。


キーワードの入力

いよいよ、チェックしたいキーワードを登録します。まずは画面右上にある「Add search」をクリックして下さい。1つひとつ登録するのは効率的ではないですが、こちらの方法から説明します。


「Add search」をクリックすると「New search」のダイアログボックスが開きます。

new search

「Keyword」に検索順位を調べたいキーワードを入力します。

keyword

Countryの画面は使いにくいです。しかし「j」を押してから探すとすぐに見つかると思います。

Japan

Deviceはデスクトップとスマホのどちらも作成して下さい。まずはデスクトップから設定してみたいと思います。

Desktop

最後に「SAVE」をクリックします。

SAVE

同じ手順でスマホ用にも作成してみます。すると以下のようにパソコンとスマホのアイコンが表示されます。

search added

しかし一つずつでは、作業効率が悪いです。なので、一括登録する方法を紹介します。

キーワードを一括で登録する方法

「Add search」をクリックして「New Search」のダイアログボックスを開き「Device」を選択してから「Bulk import」をクリックします。

Bulk import

すると以下のダイアログボックスが開きます。

bulkを入力

以下のように1行につき1キーワード(複合キーワードもあり)を入力して「Save」をクリックします。

bulk入力後

KWFinderからキーワードを取得するなら.cvsファイルでダウンロードできるので簡単です。ただ、このファイルをそのまま開いてしまうと文字化けを起こしていると思います。


また、このファイルをWindowsに入っているメモ帳で開くと1行にすべてのキーワードが表示されてしまい、すごく使いにくいです。


なので、Crescent Eve を使って開けると良いと思います。キーワードが1行に1つひとつ表示されますから便利です。


Crescent Eve は営利・非営利を問わず無料で利用できるテキストファイルです。記事を作成するときにも使いやすいと思うので利用してみて下さい。


これで複数のキーワードの一括登録は完了です。


キーワード一括登録

手動で検索順位をチェック

キーワードの登録が完了したら、手動で検索順位のチェックができます。まずは「CHECK RANKS」をクリックしてください。

check ranks

「Check all keywords」をクリックします。

Check all keyword

チェックが始まります。

検索順位のチェック状況

キーワードや登録しているサイトの数が多いと、かなり時間がかかることもあります。順位をチェックしている間は、パソコンのスイッチを切らずにそのまま放置して下さい。


それから、場合によってチェックが途中で中断されることもあるかと思います。チェックに失敗したときには「CHECK RANKS」に戻って「Recheck failed/new keyword」をクリックするとチェック作業を再開することが出来ます。



タスクのバーが100%になったら、下の赤枠で囲ったところをクリックします。

チェック完了

すると、サマリーが表示されるので、調べたいサイトをクリックします。

サマリー

グラフが出て来ます。

グラフの表示

また、「TOP RANKS」「TOP IMPROVEMENT」「TOP LOSTS」をクリックすると表示順位が上がっているキーワードや逆に下がっているキーワードを調べることが出来ます。

テーブル

サイト数とキーワードの登録が無制限にできるので、利用してみては如何でしょう。また、ブログの検索順位をチェックするツールはいくつかあるので、比較してみると良いのではないかと思います。


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