レスポンシブ広告の見出しを書くコツをご紹介します。広告だけではなく、記事のタイトルを付けるときの参考になるかと思います。
見出しを書くコツ
どんな広告や記事の見出しでも、検索で表示される回数が多いのにクリックされない場合は書き直したほうがいいです。それからいくつも書いて一番良いものを選ぶこと。
ヒットする見出しを書く人はヒットしない見出しを書く人に比べて、圧倒的にたくさんの見出しを書いています。
それはなぜなのか?
選択肢をより多くしたほうが効果的な見出しができるチャンスが多いからなんです。
つまり、見出しがなんとなく気に食わないということならば、納得できるまで作り直すってことが大事。とはいったもののそんなに簡単にポンポンとアイディアが浮かんでくる訳ではないはずです。
何を書いたらいいのかわからなくなったら、人が書いたタイトルを見てみる。新聞・雑誌・ネットなど、タイトルを決めるのに役立つ情報は、どこにでも転がっています。そこでまずは自分が目を引いたものに着目する。
それからどうしてそれに惹かれたのかって考える。
基本はこの繰り返しになるのですが、最終的にどの見出しを使うのか決めるまえに、用意した見出しをまだ読んだことのない人に見てもらうと良いかもしれません。
見出しを決めるときは、たとえそれがすごくいいなっと思ったとしても自分の感性で決めないこと。というのは、意外と偏っている可能性があるからです。
書かれていることが分かっているとそれが邪魔をして他の人には意味が伝わらなくなっているかもしれません。自分がわかっていると何となく重要ではないような気がしちゃうんです。
そうなると全体的に要点が吹っ飛んじゃいます。だから注意する。
もしも何を書いたのか忘れたころに読み返せるならば、ターゲットにしている相手の目線で読めるかもしれません。ただ、それほど悠長に待っているわけにもいかないので、だれかに読んでもらえるチャンスがあるなら、その手は使っていくべきです。
よくあることに見出しが二通りに解釈できて、その一方にまったく気が付かなかった。ということがあります。たとえばこれ、人によって解釈に大きな差があるのですが……おわかり頂けますか。
だれよりも愛してる
一つはこれ
だれよりも愛してる(1)
僕(私)が愛している他の男性(女性)のだれよりもあなたを愛している
そしてもう一つはこちら
だれよりも愛している(2)
あなたを愛している男性(女性)の誰よりも僕(私)はあなたを愛している
取り方によって意味が違ってきちゃいます。自分の判断だけを頼るのは危険かもしれません。
長い見出しの見せ方
何かをきちんと伝えるならば、長い見出しの方が短い見出しに比べて効果的です。とは言っても、インパクトがなければ目に飛び込んできませんから、長い見出しを書くときはそれなりの工夫が必要です。
まずは全国紙にも掲載された長い見出しで、下手な例を見て下さい。
なぜ
2両目の模型列車だけ
現金で買うことができたのか
ご自宅のバスルームが
お客様に気に入られていると
知るのは
うれしいものです。
なぜ下手なのかお気づきでしょうか。この2つの見出しでは、「なぜ」と「知るには」が太字でフォントのサイズも大きくなっています。ところがこれらの言葉はそれだけでは何の意味もありません。
見出しの中で目立たせるなら、一番強調したい部分で、そこが最も目に入るように注意すること。
次は長い見出しで上手い例を見て下さい。見出しの中で一番伝えたい部分が強調されています。
お住まいがどこであろうと必要なのは十分な災害保険
ABCブランドのおいしいコーヒーをご愛飲いただいているのは以外に家庭的な独身男性たちです。
長い見出しを使う場合、すべてを同じスタイルで表すのではなく、「重要な部分だけを大きくしたり、太字にしたりする」こと。
そしてその理由は3つあります。
- 文字が大きいと見やすい、自然に目に入りやすい
- 適切な言葉が大きくなっていたり、太字になっているとその言葉に興味のある見込み客を絞りこむことができる
- 太字にしたり文字を大きくするとこで、それを伝いたい相手の読み落としを防ぐことができる(全部同じスタイルになっている場合、さらさら読んでいるので記憶に残りにくい)
新聞や雑誌で目に付いた見出しがあったら、なぜ目に止まったのか考えてみると良いかもしれません。もう一つ、上手くアレンジした週刊誌の定期購読を宣伝する見出しがあるので見て下さい。
文章はたったこれだけ
他の人と本の話ができますか?
印刷されたときには、以下のようになりました。
他の人と
本の話が
できますか?
特定層の興味を見事に掻き立てています。
とはいっても、強調に向かない見出しもあるかと思います。どの部分を強調すれば良いのか、つかみどころのない見出しになっていたら、この2つの方法で対処すること。
- 強調する言葉がはっきりするように見出しを書き直す
- 見出しの半分を大きな文字か太字にして残りは通常のスタイルで書く
強調する言葉の例
広告の言葉の中で、どの言葉を強調しなければならないのかいくつかの例を見て下さい。
良い例
足が細くなる
秘訣
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悪い例
この秘訣で
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通販広告の見出しから学ぶ
どんな見出しが良いのかを学ぶなら、通販広告の見出しが参考になります。大手の通販会社は、成果のある広告を何度も何度も繰り返して使っているんです。わかりやすく単刀直入で伝えたいことがはっきりしています。
もし、うまい見出しがなかなか書けないということであれば、通販広告の見出しで頻繁に繰り返して使われているフレーズをつかうべきです。